木の家工務店 住暮楽

エコなくらし 住暮楽な家づくり
ストーリー

家づくりストーリー情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

くるくる回遊できる家

 

現在住んでいる賃貸マンションが、夫の会社での社宅扱い期限が迫り、私たちはこの機会に思い切って家を建てることにしました。施工先を考えるにあたり、ハウスメーカーで懸念されるのが、認知度を上げるための広告費やモデルハウスの維持費に関する建築費への上乗せです。実際の割合は分かりませんが、立派なモデルハウス群を見ると不安を感じてしまい、不要な出費のない良質な工務店がいいな、と思っていました。

そんな折、京都の工務店をネットで調べて住暮楽さんにたどり着きました。家を建てることに関してほとんど知識がなかった私たちですが、まずは会長の八郎さんのすまい教室に参加して、自然素材やいい家づくりの基礎知識を理解したうえで家づくりに臨めたのが良かったです。

ほどなくして、設計に関する打ち合わせが始まりました。洋介さんに書いていただいた、家の真ん中に階段を配置し要所で回遊することができる間取りは、日々の生活や家事の流れをすぐにイメージすることができました。洋介さんの言葉で印象的だったのが、私たちが迷っているときの建築家としての信念に満ちた一声です。黒い家にしたいけど、購入した土地は昔ながらの家が並ぶ住宅街で、そこに黒いガルバリウムの家が建つと浮いてしまうのではないかと心配していました。でも、洋介さんの「格好よく浮くのは良いことですよ」というお言葉で、凝り固まっていた思い込みがさーっと取り払われていくのを感じました。

 

また、素敵なタイルを見つけて、これをキッチンの壁に広範囲に貼ってみたいけど施工例があまりなく不安だったとき、「これも大丈夫」とお墨付きをいただき、思い切った内装に挑戦することができました。住暮楽さん初の試みとして、木製の洗面台天版に液体ガラス塗装(木の質感を損なわず耐久性を高める塗装)や、便器の浮いている壁掛けトイレを取り入れました。これから家を建てる方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

私たちの家づくりにおいて一番心配していたことは、毎回長時間に及ぶ打ち合わせに当時3歳の子どもが耐えられるか、建てた家に子どもが馴染んでくれるのか、ということでした。住暮楽さんの打ち合わせでは、いつもベビーシッターさんを手配いただき、付きっきりで子どもを見てくださったので、私たちは落ち着いて打ち合わせに臨むことができました。特にうちの子は、気分が乗らない場所だとダダをこねて嫌がることがたびたびあるのですが、住暮楽さんの事務所や新築見学会ではそのようなことがなく、きっと住暮楽さんの空気感や波長が合っていたので居心地よく過ごすことができたのだと思います。住暮楽さんで家を建てたいと思った大きな理由の一つです。

また、建築以外のよく分からない法律や費用に関することも丁寧に答えてきただき、打ち合わせが終わった後は、Sumikuraカフェで食事をしてほっこり気分で帰るのがルーティーンとなっていました。私の中で住暮楽さんは建築会社というより、『なんでも屋』でした。というより、今となって考えてみると、住暮楽さんが私たちに合わせてなんでも対応してくれていたのだと思います。

珍しいかもしれませんが、私たちは住暮楽さん以外の施工主を検討しませんでした。休日に小さい子どもを連れてまた一から打ち合わせをするのは時間的にも体力的にも厳しく、それなら初回から頼りになる住暮楽さんに全振りしよう、ある程度長く生きていれば、相手が信頼できるかどうかはなんとなく分かるもので、また、書類の手続き中に洋介さんと夫の生年月日がまったく同じということが分かり、きっと住暮楽さんに出会うのは必然だったのだと感じました。

家の主要部分はとんとん拍子で決まり、着工まで時間に余裕があったせいか、内装決めは変更に次ぐ変更を繰り返してご迷惑をおかけしました。本来良くないことですが、住暮楽さんなら話を聞いてもらえるかも、という甘えがあったのかもしれません。上棟後は優等生な施主になろうと反省したのも束の間、現場監督の宮内さんに毎日のように確認の連絡をしてしまうのは、やっぱり家づくりが楽しくてしょうがないんだと思います。家の完成は嬉しいはずなのに、もうすぐ楽しい時間が終わってしまうのがなんだか寂しい気がしています。

最後に、ウッドショックやコロナ禍、資材不足による納期の遅れなど、世界規模に及ぶ不測の事態の中で、こちらに不安を感じさせないように家づくりを進めてくださり、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

(すみくらつうしん2022年7月号より転載)

 

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