木の家工務店 住暮楽

エコなくらし 住暮楽な家づくり
ストーリー

家づくりストーリー情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

広々とした土間を楽しむ家

秋の深まりを感じさせる頃、こうやって『すみくら通信』に文章を寄せることができ、安堵と嬉しさがこみ上げてきます。新居が現住所から近いこともあり毎日作業される現場を見ることができました。そのせいもあってか、最近は内装が順番に配置され家つくりも終盤に向かってくると、非常に感慨深いものがあります。家を建てるというのは、私の思いはいささか過大だが、地球に永住すると覚悟を決めるようなものではないでしょうか。地球からしてみれば、家が建っても蚊が止まったようなものかもしれませんが、地に杭を打つという行為は大きな意味を持ち、またとても大変な作業だと感じました。今年も自然の猛威は地震や夏の猛暑から巨大台風と続き、ただ無力にならざるをえませんでした。それでも現場の作業は滞ることなく着実に進み、また大きな事故もなく無事に完成を迎えることが出来ることに住暮楽さんをはじめ、大勢のご尽力頂いた方々に心より感謝申し上げます。

私事にはなりますが、来年は私たちの結婚10周年になります。その間に子供が生まれ、現在は5人家族の生活です。結婚後からのアパート暮らしは、妻や子供たちは上手くやりくりするものの幾分手狭になっていきました。新築物件の間取り研究をよくしていた妻は、具体的に玄関土間と薪ストーブの炎がある暮らしや、映画『かもめ食堂』に出てくるような北欧の家具に囲まれた暮らしをしてみたいと希望していましたし、子供たちは自分の部屋が欲しいと思っていました。妻は私の天使のような存在、子供は私の宝石のような存在。私は夢を叶えてあげたいと思いました。

 

1年半前に初めて住暮楽さんを訪れた時のことは良く覚えています。青く塗られた扉の1階カフェから木と鉄骨の斬新なつくりの2階事務所、おもちゃのある子供たちが遊べる広い3階スペースととても新鮮でした。社長さんから頂いた資料の中で目に留まったのがOMソーラーでした。気さくな社長さんにネーミングなどを興奮して質問すると、スクリーンにスライドを投影して丁寧に教えていただきました。そこで自分たちの“こだわり”住居を建てたいなら、親身になって考えて頂ける住暮楽さんにお願いするしかないと確信しました。その後の家つくりの打ち合わせは洋介さんにバトンタッチ。初回から土間がドーン!って感じに存在感をだしプロの手で仕上がった図面を見て、驚きの歓声をあげたのを思い出します。徐々に細部まで決めていきましたが、納得がいくまでじっくりと話すことが出来ました。また、毎回スタッフの方々に子供の面倒をみてもらったのも大変助かりました。もっぱら、打ち合わせ時の私の楽しみは1階カフェのコーヒーやワッフルで格別に美味しく、ランチタイムはおしゃれプレートや自家製カレーなどメニューも豊富でお腹も満たすことが出来ました。

 

ところで、私は新居に幸せな悩みを持ち始めている。家が広くなることで不便はないか、寂しくなるのではないかと。思い返せば、私はあまりに転居に無頓着だった。今の住まいも10年あまり暮らした思い出の空間で、狭いもののある意味で便利だった。今となっては、住み慣れた部屋にさよならをする寂しさだろうと言い聞かせている。家つくりの打ち合わせを妻任せにしていたけれども、家つくりの打ち合わせ最中に私もいろいろと注文してみることができた。2階の壁でボルダリングしよう、階段が滑り台になるようにしよう、忍者屋敷みたいにしよう、井戸を掘ろうなどと童心に戻ってやってみたいことが出てきました。外観は焼き杉板に覆われた茶黒い感じに決まりました。焼き過ぎやしないか、板の色合いは私の意見が通りました。昔の日本家屋のようなカーブを描くむくり屋根は平瓦になることで不採用、個人的に落ち着く便所の向きは配置の加減で残念ながら不採用となりました。

屋根裏は私の瞑想空間になりました。考え挙げると私はそれぐらいでしょうか。妻にとっては1階は家事の動線を完璧に整えて、2階は生活空間として最善策を揃えたのではないかと思います。改めて私は凄い妻と結婚したと思います。理想を思い描いたように実現していく才能、これはなかなか真似できません。DIYなどを家族ですると良い思い出になることと思いますが、まだ階段が着いてなかった頃に洋介さんらの計らいで2階子供部屋の柱に家族全員の手形を押すことが出来ました。はしごで2階へ上り家族全員分の手形が押し終わると、不思議に家族の団結が増したような気がしました。同時に、初心を忘れないよう肝に銘じることができて、一番の良い思い出になっています。

 

最近は住暮楽さんのことを教えてもらい、そして同時期に家を建てる同志として相談にのって頂いたご家族の方と一緒に記念樹を探しに嵯峨野方面へ行きました。選んだ木は新居で元気に育ってくれるでしょうか。これからは、私たちと一緒にしっかりと根をはり、葉を生い茂らせて、やがて実をつけるように私たちも成長していきたいと思います。ずっと地球で暮らす、住暮楽つくりで暮らす。もっともっと幸せになろうね。

 

(すみくらつうしん2018年11月号より転載)

 

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