木の家工務店 住暮楽

エコなくらし 住暮楽な家づくり
ストーリー

リノベーション物語情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

猫と家族が楽しく暮らす家

私はこの四月に、無事後期高齢者といわれる身となり、少し自慢げに吹聴していましたが、周りには私より年上の方が多いことに今更ながら気付かされました。思えば三十代の頃に、この地に住むこととなり、向こう三軒両隣、似たような家族構成の中、それぞれの子供たちも皆、独立して外へ出てゆき、夫婦二人の暮らしが多くなりました。我が家も、八年前に主人を送り、娘も結婚して家を出て、現在は私と猫二匹だけの暮らしになっています。

若い頃、身の丈にあったつもりで、買った家でしたが、住人と共に、家の方も随分くたびれてきました。何よりも堪えるのは、少しでも住空間を広く取るために、階段が狭く急な事です。去年の春、降りる途中下から三段目で足を滑らせて転倒し、骨折には至らなかったものの、「重度の捻挫です」と先生に言われました。(翌日東京へ行くことが決まっていて、先生にあきれられながら痛み止めをもらって、予定通り決行しましたが、、、)

ご近所の方々はすでに家のリフォームはされていますが、うちの場合は平成四年に改装したきりで、その時はまだ若く老後の生活を全く考慮してなくて、そのまま暮らして来ました。心境の変化が起きたのは、親しくしている友人が旦那さんの看護のため、病院の個室で生活を始めてからのことです。入院中の彼女や旦那さんのために美味しいものを食べさせて上げたいという思いで何度か病院へ見舞いに行きましたが、個室とは言え狭いながらも楽しい我が家と比べると、いかにも窮屈で不便でした。自分の家で暮らせることが「いかに幸せか」をこの時改めて感じました。

古くても自分の家ならトイレ、洗面、台所、浴室、みんなついているではありませんか。この先の人生を考えた時、何としても自分の家で暮らしたいと考えるようになりました。出来るだけ子供に負担をかけずに現在の生活を少しでも長く維持したい、、、

そこで決心しました。「快適に暮らせる家にしよう」と。

一、急な階段を作り替えよう。

二、余分なものは置かない。

三、一人暮らしの友人たちと、ささやかな食事を一緒にとろう。

四、愛する猫にとって優しい家にする。

五、断熱と基礎をしっかりとし、毎年のシロアリ点検が要らないように。

六、狭くても風が通る家にしよう。

以上の六点を挙げて家を建て替えようと思った時に、近所の知人から建て替えるなら「住暮楽さんという、いい工務店がある」と紹介されました。

欲張りなこともすべてお話ししました。家も住む人の年代によって、在り様が変わっていくものだと改めて実感します。

実際の家づくりについては、プロである住暮楽さんのセンスに任せますということで五月に工事が始まりました。幸い、工事期間中の仮住まいも、たまたまご近所さんが引っ越し荷物を運んでいるのを見て声をかけると、「事務所に使っていた家を廃業で明け渡すことになった」と言うことだったので早速大家さんをお聞きして、その足で「現状のままでよいから改装の期間中貸してください」と頼みこんで、姉妹総出で手押し車を使って荷物を運びました。

若い方の感性で一体どんな家になるのか楽しみで仕方がありません。見学会に参加する方はこの家を見て何を感じるのでしょう。

私は、狭いながらも暮らしやすい家でますます意欲をもって生活していきたいと思います。

この家に関わっていただいた方々、皆様に感謝です。

(すみくらつうしん2018年9月号より転載)

 

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