木の家工務店 住暮楽

エコなくらし 住暮楽な家づくり
ストーリー

リノベーション物語情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

空中書斎と眺めの良いリビングの家

幸せな住まいはいずれもそれぞれに仕合せである

『幸福な家庭はどれも似たものだが不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである』と書いたのは確かトルストイさんだったでしょうか?でも何年にもわたって、住暮楽の見学会にあしげく通ったぼく(F)と妻(G)の結論は、

『幸せな住まいはいずれもそれぞれに仕合せである』でした。

それらの家々には本当に様々な「仕合せ」がありました。フロアが段違いに上がっていく家。大きなアトリエスペースをとった家。

薪ストーブのあるまるで山小屋のような家。どの家にも住まうひとの暮らしぶりがきちんと美しい形にまとめられていて、それでいながら堅固な造りや断熱といった基本機能は揺るぎなく満たされていました。

そうなればぼくたちの家づくりの課題は明らかです。つまり自分たちならではの将来の「幸せ」を考えること。そして住暮楽とともにそれを「仕合せ」として具体化すること。そこからぼくたちの二度目の家づくりは始まりました。(そう、一度自分たちで二十四年前に建てた家をリノベーションしたのです)その経験を比べながら語ってみましょう。

ひとつ・からだの幸せ

まだ三〇代の頃家づくりのことを何も知らずに建てた家は、まったくからだには不愉快なものでした。真冬には窓がすべて結露して毎朝バスタオルで拭き取ります。それでもあふれた水が窓枠にしみ込んでカビを生やす。さらに壁まで湿気を帯びて家具の裏はおぞましい状態に。廊下や洗面所、トイレの冷たさもひたすら我慢です。ところが見学会で訪れた住暮楽の家は壁も床もほんのりと肌にやさしく、からだがリラックスするのがわかります。新築直後の家に感じた化学薬品のような刺激もありません。床や壁、天井の木々も目に優しく映り、まずはからだが切実に求める幸せがそこにはありました。

 

ふたつ・かぞくの幸せ

住暮楽との最初の打ち合わせで一番にたずねられたのは「どなたが住まわれますか?」でした。それは子育てがほぼ終わり、成長した家族がそれぞれ新しい生活をはじめる時期。家のかたちもこれからの家族のかたちに合わせて変わるんだと思いました。ぼくたち夫婦がゆったり暮らしつつ、いつでも子どもたちが帰ってこられる家。打ち合わせでは将来の幸せな家の姿を、話し合いながら練り上げることができました。新築のときはすでに出来上がった間取りにぼくたちのほうが合わせて生活していたのです。今度できあがりつつある家は、逆にぼくたちの暮らしに合わせてあつらえられたのです。

みっつ・つくりあげる幸せ

住みたいエリアに見つけた土地は、建築業者は指定、間取りもお仕着せで、かろうじていくつか希望は聞いてもらえたものの、後はすべておまかせで出来上がりを待つだけでした。まともに入念な打ち合わせをした記憶もありません。住暮楽では、前半は会社のミーティングスペースで何度も基本的な間取りや素材、照明計画などをじっくりと話し合いました。ぼくたちが気づいていないことなども俎上に持ち出されて、終わって帰る頃には頭がパンクしそうなほどでした。そして後半施行が始まると、今度は現場においてもっと具体的な、抜き差しならない検討と選択・決断が続きました。家づくりというのは一種の総合芸術みたいだなあ、と感じつつ、最後には壁の珪藻土塗りに家族で奮闘して今ゴールを目の前にしています。こんなにも深く広く自分の家づくりにあたまとからだで関われて本当に幸せでした。

よっつ・こころの幸せ

ぼくたちの古い友人のVさんは大原の古民家で暮らしています。彼女ははじめてその家の前に立ったとき「わたしはこの家で死ぬんだ」と思ったそうです。新築で建てたわが家にはそんな親密な想いはついに抱くことができませんでした。ただの生活の道具、あるいは設備でしかなく、その機能を(不満を持ちながら)利用するだけだったのです。

今これだけ手塩にかけてリノベーションを終えつつある家に、はたしてVさんのような感情を抱けるのかまだわかりません。たぶんそれは暮らし始めて、家とぼくたちが互いに馴染み合う中で生まれるのかもしれない、生まれてほしいと願っています。そのための助走はしっかりやれたと感じていますから。

さいごに・住暮楽の幸せ

このようにして、ぼくたちならではの住まいづくりを進めることができたのは、住暮楽のみなさんがいつもぼくたちの側に立って手厚いサポートをしてくださったからです。行き届いた「仕合せ」を家族の「幸せ」に昇華するのはぼくたちの役目ですね。

ありがとうございました。京都に住暮楽があって本当によかった!

(すみくらつうしん 2017年10月号より、転載  )

 

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