木の家工務店 住暮楽

エコなくらし 住暮楽な家づくり
ストーリー

家づくりストーリー情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

薪ストーブのある団欒の弾む家

花背というところ
皆さんは「花背」という場所をご存知ですか?
京の奥座敷、鞍馬・貴船からさらに海抜800mの花背峠を越えた所で「「花背山の家」や、少し前なら「花背スキー場」を思い出されるでしょうが、冬には雪が1mも積もるような京都市内の別天地です。


この花背に家族で消防駐在として赴任し、駐在所に4年間、さらに古民家を借りて5年間、3歳だった長女が小学校を卒業するまでの9年間を花背で過ごしました。
自然豊かな田舎の生活を満喫し、特に夏は殺人的な市内の猛暑を尻目に「クーラーが要らない」という優越感がありましたが、冬はとにかく寒く、朝起きたら室温が-5℃を切っているなんてことはザラで、みんなブクブク着ぶくれて、昭和基地の越冬隊のような生活をしていました。
また山間地は年間を通して湿度が高く、常に湿気とカビには悩まされ続けました。

 

まあ、そんな感じで住環境にあっては決して恵まれたものとはいえず、市内に家を建てるならとにかく「冬は寒くなく、夏もなるべく涼しく、湿気結露とは無縁の家に住む」というのは我々家族の悲願でもありました。
市街地周辺地域で立地さえ良ければ建売住宅でよいと思っていたのですが、勉強のつもりで数冊、家に関する本を読んでみて家の「住み心地」に対する考え方が変わりました。

セルローズファイバー
どの本の著者も皆、「自分の工法がベストだ」と云って他をコキ下ろしており、ともすれば何が正しいのか見失いがちでしたが、「家作りの基本は断熱」ということだけはどの著者にも共通していたので、ともかく家は断熱が大事なんやということはよく解りました。
その中でも、透湿性のある「セルローズファイバー」(以下「CF」)という断熱材が特に印象に残りました。
家を建てるなら、湿気結露の問題を一気に解決し、さらに防音、防虫効果も期待出来るというこのミラクル断熱材を是非とも使いたいと思いました。
家族皆がギャーギャーやかましい我が家ですが、そもそも花背では「近所迷惑」という問題も、また越冬出来ないゴキブリも存在しませんでしたが、市内に住むに当たって、この断熱材を使うことによってこれらの問題も一定レベルで解決できそうです。

「家活」を始めた当初は、知り合いの工務店に土地探しからお願いしていたのですが、なかなか決まらず悩んでいた時に、時期を同じくして「家活」をしていた警察駐在のFさんが、いち早く住暮楽で決めたと聞きました。
HPを見て、CF断熱をやっている住暮楽は私も少し気にはなっていたので、相見積を取るぐらいのつもりで覗いてみることにしました。
夕方、飛び込みで行ったにも関わらず、社長には快く対応して頂きました。
CFの施工には絶対の自信を持っていること、そして何より家に関する考え方が非常に近かったので、初対面ですっかり意気投合してしまいました。(こちらに合わせてもらってただけ…?)
一応決めている工務店があることも正直に話しましたが、社長は「結構ですよ~。ウチのほうでも試しにプラン作ってみましょか?」と云われ、次に行った時にはもう噂の、これで皆がイチコロにやられている「カラーラミネート」が出来上がっていました。
「…こらオモロイ! ここで家作ってもろたら楽しいやろなあ… 」
設計段階から、実に楽しい家づくりが出来るであろうことが目に浮かぶようでした。

…結局、不義理を承知で決めていた工務店を断り、住暮楽にお願いすることにしたのですが、決め手となったのはやはりCFでした。
住暮楽といえば「木の家」ということで選ばれる方がほとんどやと思いますが、私が選んだ理由は、施工精度、コストの面からもCFを自社施工でやっている住暮楽に優る所はないと思われたからです。
今現在、家作りも最終盤に差掛かっており、DIYで壁塗をしておりますが、透湿性も考慮した自然素材をふんだんに使っていること、またコンセントの穴にギッシリ詰まったCFを見るにつけてもやはり住暮楽にお願いしてよかったと感じております。

設計プランについては、社長が当初から「計画のちゃぶ台返しOK」と云っておられたので、途中で何度もあれこれと計画をこねくり回してしまいましたが、家の形が出来上がってきて、「はたして、これは住暮楽らしい家になったのだろうか!?」という不安がなくはありません。
また「ラバウル基地の戦闘指揮所みたいな外観」とか普通の人が聞いたら全く意味不明なリクエストについても社長は「ほ~ ええ感じですね」と受けて下さり、出来上がった家の開放的な外観を見ていると、何とはなく飛行場の指揮所みたいにも見えてくるのがおかしいです。

肝心の「住み心地」は住んでみな分かりませんが、「冬は寒くなくて、夏もなるべく涼しい」ようになっていることを期待しています。
家全体としての温度が均一になれば、寒い今の家のように「戸開けっ放しにすんな~!」という怒声が飛ぶようなストレスフルな生活ともおさらばできるでしょう。

 

 

(すみくらつうしん2021年11月号より転載)

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