K様 |
京都市北区 ★2013年12月完成 |
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建て替え前の我が家は築五十四年。木造の学生アパートを経営しており、一部を私たちの住居として使っていました。アパートは、昔ながらの4畳半ひと間。 風呂とトイレは共同ということで、今日びの若者たちには好まれず、十年以上前から入居される学生は無く、3〜4人の独り暮らしの御老人との生活を送っておりました。 長年住み慣れた我が家は、百坪以上あったので広さは申し分ないものの、空き室はほぼ物置状態。夏は涼しい分、冬は底冷えがするほど寒く、老朽化も進んでいましたが、私たち夫婦も年をとり、後は野となれ山となれ、ボロアパートとともに朽ち果てる覚悟を決めていました。 ところが、近くに住む娘から、二世帯住宅にして一緒に住みたいという要望が出てきたのです。娘には子供が三人、全員が男子ということで大きくなってくると共にだんだんと現在の住まいが手狭になってきていたのでした。
【築54年の学生アパート】
建て替えは、私たちも望むところでしたが、建築資金もなく、頭を悩ましておりました。親戚の法事に出席した際、八郎さんが住暮楽という工務店をしているということを聞きました。私の夫と八郎さんは従兄弟の関係です。 しかし、それまではあまりお付き合いも無かったため、当初は勝手に気難しい人だと思い込んでおりました。 しかし、家の相談をするため、我が家にお越しくださった八郎さんに改めてお会いしてみると、気さくで親切、おまけにハンサム(誉めすぎかな)。それに、奥さんの祐子さんの細やかなお気遣い(オ・モ・テ・ナ・シ)と明るさに安心し、お任せすることになりました。
【6月下旬 解体】
【7月上旬】
【7月中旬】
【7月20日 地鎮祭】
【8月中旬 基礎工事】
【8月下旬】
【8月29日 上棟】
高田さんと八郎さんに家の設計をして頂き、一階は老夫婦、二階は娘の家族の二所帯住宅となりました。家づくりについては全く知識の無い私たちでしたが、色々とアドバイスをして頂き、徐々に形になっていくことは大きな楽しみでした。 ようやく家づくりが始まり、年明けにはいよいよ完成ということで、新しい生活が始まるのを楽しみにしている今日この頃です。
(すみくらつうしん 2014年1月号より、転載)