リノベーションで明るいリビング実現


S様

 京都府南丹市★2016年6月完成

祖父の家を引き継ぐ

私たちは2015年7月に結婚をしたのですが、その結婚の前からこれから自分たちが暮らしていく場所を決めていました。それが今回住暮楽さんにリフォームを依頼した南丹市の家です。 この家は築50年以上で私の父がまだ幼い頃に祖父が建てた家です。祖父や父もそうですが私自身もお盆やお正月などの休みの日にはそこで過ごし家族との思い出がたくさん詰まった場所でした。 家族に聞くところによると、この家は当時の大工の棟梁さんが材料集めからこだわり、時間をかけて丁寧に建てられた家とのことで、 震災があったときも周りの家は扉の開け閉めができなくなった箇所がでたようですが、祖父の家はそのような箇所もなく今でもあまり歪みや傷みも少ないと聞いて、 すごいなと昔の家づくりに感心しました。

リフォームすることを決意

三年前に祖父が他界し、この家族の思い出の詰まった家も空き家となりこのまま誰の手も加わらず廃っていくのを見て寂しく思い、 もう一度みんなで楽しく過ごせる場所にできたらなと考え始めました。そこで私たちが住むことで守っていくことを決めました。 しかしいくら丈夫と聞いている家とはいえ既に築50年以上がたっている家ですし特に専門的に見て頂いたわけでもありません。 これから長い間暮らしていくうえで一度見て頂き、残せるところは残して快適に過ごせる家にしたいと思いリフォームすることを決意しました。

     

住暮楽との出会い

いざリフォームしようと決心したのはいいですが知り合いに工務店さんがいるわけでもなく何から始めたらいいのか全く無知な私たちでしたので、 まずは結婚式場選びでお世話になったゼクシィカウンターの横にあったスーモカウンターに行ってみようということで相談させて頂くことになりました。 そこで自分たちのこんな家にしたい!というイメージを漠然とですがお伝えし、イメージに合うような工務店さんを何社かご紹介して頂きました。    そこで初めて住暮楽さんを知り、温かみのある木の家の写真を見た第一印象は最高で正直一目惚れでした。スーモさんに住暮楽さんとの面談の機会を作って頂き社長の八郎さんとお会いし、お話を実際に聞いて断熱などの内部の構造もしっかりされていて環境にも優しい家づくりということで、それまでは家の雰囲気や見た目などに目がいきがちでしたが家づくりに対する見方がガラッと変わりました。 面談したその日にちょうど見学会を行っておられるということで早速足を運びました。実際に完成されたお宅を拝見したときには自分の家ができたのかと思うほどに感動し、こんな家に住みたい!こんな家づくりがしていきたい!と強く思うようになりました。また奥さんの祐子さんをはじめ声をかけてくださったスタッフの方々のほんわかした和やかな雰囲気にも安心感を感じました。その後、住暮楽さん以外にも見学会に行かせて頂きましたが最初に伺った住暮楽さんの見学会の印象が強くこれからの住まいを一緒に考えて頂きたいと思いましたので住暮楽さんに決めました。

家づくりのこだわり

      

住暮楽さんに決まってからは何度も洋介さんと打ち合わせを行いました。初めての打ち合わせでは、リフォームする祖父の家の状態を見て頂き、家族から聞いていたことをお伝えすると 『確かに良い造りしていますねと』仰ってくださったときは本当にうれしく、改めてこの家を大事にしていきたいと強く思いました。

私たちが家づくりで一番こだわったのは祖父の家の雰囲気を大事にすることです。その上で自分たちの持っている家のイメージであったり、暮らしにあった間取りや機能をどんどんお伝えしていきました。 また家を造っていく中でできるところは自分たちで行っていきたいとの想いもありましたので、壁塗りやデッキ作りなどのDIYを希望しました。 コストの面で二階部分や外観部分にどこまで手を加えるかで大変悩みましたが、洋介さんは最後まで悩みに付き合ってくださり最善の案を提案してくれました。 打ち合わせを重ねるたびに漠然としていたものが少しずつ形になっていき毎回の打ち合わせが本当に楽しかったです。  いざ解体が始まると簡単に剥がされていく家の姿に寂しさも感じましたが、基礎工事から新しく出来上がっていく様子を毎週見る度に寂しさが薄れ、出来上がっていく喜びがどんどん膨らんでいきました。 壁塗りでは両親も含め家族みんなで行いそれぞれの塗ったところは、違いがあって面白みのある仕上がりとなりました(笑)一階、二階全ての壁を塗るのは大変でしたが、 これからもずっと残っていくものなので良い思い出になりました。

最後に

最後に今回の家づくりにあたって、ときには無茶な要望もありましたが全てにおいて親身に相談に乗って頂いたおかげで私たちがイメージしていた家を形にすることができました。 本来なら今回の家づくりに携わって下さったスタッフの皆さんお一人お一人に感謝の気持ちをお伝えしたいのですが、この場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました! これから大切に暮らし、時間をかけて味のある家にしていければと思いますので末長いお付合いよろしくお願い致します!

(すみくらつうしん 2016年3月号より、転載)


参考

リフォーム前後の間取り図


 リフォーム前  リフォーム後