洋風好みがスミクラで建てた家


I様

 大阪府摂津市 ★2014年5月完成

いつかはマイホームを

 一昨日からのゴールデンウィーク前半の二日間で二階寝室部分の壁塗りを終えたばかりです。完成予定まであと一ヵ月、着々とでき上がる新居に胸躍らせる毎日です。 「いつかはマイホームを」と夢に見つつも、主人の転勤で五年ほど海外に駐在していたため、具体的な話はあまりしたことがありませんでした。転機となったのは、 ①結婚八年目で待望の我が子が誕生したこと、②折よく主人が帰任し関西勤務となったこと、③これに加え、主人の両親が「孫には良い環境で育って欲しい」と実家の隣にあった土地を提供してくれたこと、 により念願のマイホームを建てることとあいなりました。

迷いなく決めた2つの事

私は、父であるクラさんが住暮楽を創業して以来、長年お客様のお家を見学させてもらっていましたし(OB/OGの皆さま、その節はありがとうございました)、 主人も無垢材の香りや肌触りを好んでいたことから、住暮楽に建ててもらうことをお願いしました。
( ※実は、住宅メーカーのモデルハウスも見学に行ったのですが、「やっぱり住暮楽が良いね」ということになりました。 )
 OMは、寒い日でも良く晴れた日なら吹き出し口からホンワカ暖かい空気が出てきて何とも言えない気持ち良さがあることを見学会で何度も体験していたので、 自分たちの家も絶対に採用したいと決めていました。また、実家で太陽光パネルを付けて以来、毎日の発電量をチェックすることが趣味になった父を見ていて面白そうだと思ったことや、 効率も良いことから我が家でも是非導入したいと思うようになりました。色々と迷った家作りでしたが、この二つは迷いなく決めることのできた点です。 暑がりな主人と寒がりな私がどこまで冷暖房に頼ることなく暮らせるか、また光熱費はどうなるのか、今から楽しみです。

じっくり話を聞いてもらい・・

設計は、兄である洋介さんが担当してくれることになりました。私たち夫婦は共に慎重なタイプなので、打ち合わせは毎回長時間に及び随分と迷惑を掛けましたが、 洋介さんはじっくりと話を聞いてくれました。図面という二次元の世界でしかイメージのできない私たちを三次元の世界に誘いつつ、非常に実用的で的確なアドバイスをしてくれました。 いらない物はいらない、とはっきりその理由も含めて説明してもらえたので、素人としては本当に助かりました。
(※決して当初から疑っていたわけではないのですが、洋介さんのセンスの良さに「流石はプロ!」と何度となく感心しました)

夢に見ていた家づくりのはずが

打ち合わせを始めた頃、主人は毎日帰宅が遅く、一ヵ月に一度は海外出張あり、土日出勤もありと、多忙を極めていました。私も毎日家事と子育てに精一杯で、 色々な調べ物をする時間が思うように取れませんでした。夢に見ていた家作りのはずでしたが、正直楽しむゆとりがなく、「次の打ち合わせまであと二日しかなぃ〜!」といつもドタバタしていました…。 それでも一生に一度かもしれない家作りと思うと力が抜けず、何でも自分たちでも調べてみたい、探してみたい、とカタログを見たりショールームを巡ったりしました。 椅子や机などの家具、システムキッチン、バス、トイレ、タイル、ステンドグラス、電気屋さん…、振り返れば色々なお店を回りましたが、自分たちのようなのんびり屋でも何とかやってこられたのですから、 これからお家を建てられる皆さんもきっと大丈夫だと思います。焦らずがんばってください!
( ※どこに行くにしても子どもが一緒だと集中して見て回ることが難しいのも事実で、何度となく子どもを預かってくれた両家の両親にも感謝しています。)

譲り合い話し合った結果

 皆さんのお家ではいかがでしょうか…?私たち夫婦は、カントリー系のインテリア雑誌が大好きで洋風なカワイイ感じにしたいと思う私と、 渋く伝統的な和風な感じに憧れる主人で好みが正反対でした…。しかし、お互い譲り合い話し合った結果、自分たちのこれからの生活や暮らし方についてじっくりと考える良い機会にもなったと思います。 注文住宅は選択肢が多い分、優柔不断な私には大変な部分もありましたが、終盤に差しかかった最近は、「迷ったら住暮楽に決めてもらお〜っと!」と、ようやく肩の力が抜けてきました。 家作りは話のスケールが大きく、具体的に想像することも難しいため、プロのアイディアや提案に身を委ねることも大切で、その方が素敵に仕上がるかもしれません。 自分たちもさんざん迷い考え抜いた結果思うことです。うまく自分たちの希望を伝え、それを反映させてもらいながら経験者の視点からアドバイスをもらい、それに耳を傾けていく。 住み手と作り手の信頼関係が注文住宅の家作りにおいて何よりも大切なことだと思います。 これから家を建てる皆さんが良い信頼関係を築かれ、楽しく家作りしていけるように願っています。

幸せな想像

 新居は今の住まいと同じ町内なのでほぼ毎日のように前を通り、休みのたびに現場にお邪魔しました。土地整備から始まり、地鎮祭、上棟と進む中、水道業者さん、大工さん、左官屋さん、塗装屋さん、板金屋さん、と多くの専門家の方たちに支えていただき、ようやく一つの家ができあがるということを実感できました。また、職人さんのお仕事ぶりには感動しました。一つ一つ丁寧にお仕事してくださり、感謝です。遠路はるばる作業に来てくださるのも大変だったと思います。本当にありがとうございました。  悩みに悩み、迷いに迷った家作りでしたが、その分住む前の今からとても愛着を感じています。住暮楽のお客さま達は家の居心地が良くて出不精になってしまうと聞きますが、私たちもその仲間入りをしそうです。この家で育っていく娘の姿、家族三人で過ごす時間を想像するだけで幸せな気持ちになります。お家も家族の一員として大切にお手入れして、みんなで仲良く楽しく暮らしていきたいです。

(すみくらつうしん 2014年5月号より、転載)