遊び心たっぷりで機能的な家


S様

 京都府長岡京市 ★2014年8月完成

今でしょ!

転勤族である私は、大阪に住んでいるときに結婚し、その後、宮崎、広島、名古屋、京都へと四回引越しをしました。家を買うことについては漠然としか考えていませんでしが、 家賃の値上げや消費税増税等の社会情勢の中で、「買うなら今でしょ!。」と思い立ちました。昨年春のことでした。

当たれ宝くじ!

私と妻は、休日を利用して、土地探しを始めました。 関西勤務であれば自宅から通える交通の便の良さが絶対条件でした。しかし、広さや周囲の環境など条件も落とし難く、宝くじが当たるのを祈る毎日でした。

住暮楽との出会い

 土地探しと並行して、建築業者選びも進めました。私も妻も木の素材を活かした家がいいという希望は一致していました。そして、妻がインターネットで、感じのいい家を建てている業者を見つけました。 それが住暮楽でした。 私たちは、さっそく、住まい教室に参加しました。思っていたよりも長い勉強会でしたが、社長の八郎さんの熱意が伝わってきて、住暮楽に建ててもらおうという気持ちになりました。

また、驚くこともありました。祐子さんは、私に「以前お見かけしたことがある。」と言われました。 祐子さんはそれがいつどこでだったか思い出せず、私の方も気のせいではないかと思っていたのですが、私の仕事の話などをしているうちに、 「あっ、あのときの。」と二人とも合点がいき、気のせいではなかったことがわかりました。不思議な縁を感じました。不思議な縁はもう一つありました。住暮楽で五年前に家を建てた方の家を見学させてもらったのですが、なんとその後、今年四月に私の職場が変わり、 その方と同じ場所で勤務する同僚となったのでした。住暮楽と私たちとの出会いは、偶然ではなく、何か目に見えない力が働いていたのかもしれません。

十年の都・長岡京

土地探しは、八郎さんにも現地を一緒に見に行ってもらうなどしましたが、なかなか進みませんでした。探し始めて半年後、ようやく長岡京市に土地が見つかりました。 近くに阪急の新駅ができる予定だと聞いて、 条件に合っているし、歴史もちょっとあるし、これから発展する可能性のある面白い場所だと思い、この土地に決めました。

スキップフロア誕生

土地が見つかり、ようやく設計の話ができるようになりました。設計は高田さんでした。高田さんのアイデアは斬新でした。 私が特に気に入ったアイデアは二つありました。一つはスキップフロアです。土地に若干高低差があったことと、家の前がちょうど信号待ちの車が止まる場所になるので 車内から家の中を見られないようにするため、玄関よりも半階高い位置にリビングを作るというアイデアでした。それまでスキップフロアという発想はありませんでしたので、 これは面白いと思いました。もう一つは駐車場の位置です。土地は二つの道路に接する角地なのですが、 ゴールドペーパードライバーの妻でも車の出し入れがしやすい駐車場にするためにはどうしたらいいかと頭を悩ませていました。

高田さんは、土地の角を活かして、ドライブスルーのように車を一方通行で出し入れする設計を考えてくれました。私は、このアイデアがとても気に入り、駐車場は絶対にこれだと思いました。  その他の設計部分は、これまで見学させていただいた家の気に入った要素を色々取り入れさせてもらいました。例えば、畳シップの掘り込み机、洗面台のタイル、天窓などです。

壁塗りのススメ

今年二月、地鎮祭が行われ、建築工事が始まりました。洋介さんには、いろいろ相談に乗ってもらって、細部を少しずつ詰めていきました。 そして、どんどん家が形になっていきました。今は、妻と二人で壁塗りに励んでいるところです。塗り始める前は、簡単にできそうだと思っていたのですが、 現場監督の森さんにレクチャーを受けて始めて見ると、表面をきれいに仕上げるのは思っていたよりも難しいことがわかりました。 一度塗った箇所をもう少しきれいに仕上げようとしてかえって悪くなってしまうこともしばしばでした。 そのため私は、途中から開き直って、コテの跡がそのまま残るような塗り方をすることにしました。妻は、壁塗りはとても楽しいと言っていました。 どんな仕上がり具合になるにせよ、自分だちで塗った経験は家づくりのいい思い出になると思います。子供たちも下手なりに壁塗りをしてくれたら良かったのですが、足場で遊ぶことに夢中でした。

最後に

この原稿を書いている今は、完成まであと約一か月という時期ですが、完成がとても楽しみです。 家づくりを住暮楽に頼んで本当に良かったと思います。アットホームな雰囲気の中で楽しく家づくりができました。 どなたも温かい雰囲気で、相談しやすく、妻は、くよくよ悩んだときでも適切なアドバイスをしてくださりありがたかったと大変感謝しています。 祐子さんには、打ち合わせや見学会のときに子供たちの相手をしていただいたことも、とても助かりました。完成まで、そして完成後もよろしくお願いします。

(すみくらつうしん 2014年7月号より、転載)