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リノベーション

新築とおなじくらい
リノベーションが得意です。

すみくらはリノベーションでも、「新築と同じくらいの住みごこち」を実現することを目指しています。
そのためには、ただ単に建物の見た目や設備、表層の素材を変えるだけでなく、
現代人の暮らしにフィットする間取りや性能、デザインを実現することが大切だと思っています。
(詳しくはこちらで説明しています)
そんな私たちが手がけたリノベーションを、以下でご紹介いたします。

戸建リノベーションの実例紹介

BEFORE

建物の所在地は北区の上賀茂。古くからの景観が残る上賀茂神社の門前からほど近い閑静な住宅街の一角にあります。
この建物は、元々天井の高い平屋の市場だったそうです。
その後2階の床が追加され、長屋のように4つの家へと区切られて用途も住宅に変わりました。
Oさんは4つの内2つの家を所有されており、壁の一部を抜いて1つの家として暮らしておられました。
むりやり2階建てにしたような構造であったため、天井がとても低く、家の中央部には光が届かず昼でも真っ暗。
動線も効率的とはいえず、たくさんの問題をかかえた家にはずっと暮らしにくさを感じておられたそうです。
3人のお子さんが大きくなって手狭になったこともあり、工務店探しをし始めた所、Facebookで住暮楽を見かけたことが最初のきっかけとなりました。

リノベーション前
リノベーション前
リノベーション前
リノベーション前

設計

建物の図面が無かったため、リノベのためにまずは現地調査を行い、原状の間取りを図面として再現するところからスタートします。
壁やめぼしい柱の位置などを出来る限り正確に写し取ると、大まかな構造が見えてきます。
家族全員から古い家で困っていることや直したいこと、新しい家の暮らしや間取りの希望などを聞き取り、先立って調べた現状の家の間取りと照らし合わせてリノベのプランを練ります。

解体後

解体開始から2週間ほどで主要な梁や柱、外壁などを残してほぼスケルトンの状態になりました。
基礎はベースが土で、立ち上がり部分は無筋コンクリートであることが分かりました。
また、浴室の周辺の木構造には長年の湿気による腐りやシロアリの食害が複数個所に見られました。

解体後
解体後
解体後
解体後

基礎補強工事

基礎のベースが土だったため、まず水平方向のコンクリートを打設しました。この防湿コンクリートには、床下の湿気を抑えてシロアリの発生を抑制する効果があります。また、基礎の立ち上がりについては、一部がブロック基礎だったりと問題が多かったため、添え基礎といって既存の基礎に密着するように新たなコンクリート基礎を打設する工法で補強を施しました。

基礎補強工事
基礎補強工事
基礎補強工事
基礎補強工事

土台交換・柱根継ぎ

基礎の補強の後、腐った土台の交換を行いました。土台には、シロアリや腐朽菌などの害に強いヒノキの芯持ち材を使用しました。木材は、芯に近い方が硬く、虫などが忌避する成分を多く含むため、湿気の多くなりがちな床下には芯持ち材をつかうことが望ましいのです。 また、元々の構造体や家の周囲へのシロアリ駆除の薬剤散布も行いました。現在は人体への影響が極めて少ないシロアリ駆除剤が開発されており、駆除作業もずいぶん容易になっています。
腐った柱は新しい物へ交換し、交換できない通し柱(1Fから2Fへ繋がっている柱)で根元が腐っているものは、部分的に撤去して新しい柱を継ぎ足す「根継ぎ」という方法で補強を行いました。

土台交換・柱根継ぎ
土台交換・柱根継ぎ

耐震補強工事

耐震性向上のため、すみくらでは面材による補強を推奨しています。工事前は耐力壁不足の状態だったので、構造用合板を用いて耐力壁を増やしました。
また、古くて細い梁が自重で垂れ下がっていたため、太い梁を足し、さらに梁と梁や柱との接合部を金物で補強することにより耐震性を高めました。

耐震補強工事
耐震補強工事
耐震補強工事事
耐震補強工事

断熱工事

壁には12cm、屋根には20cm、床下には10cmの厚みになるようセルロースファイバーをたっぷりと吹き込んで、断熱・機密を完璧な状態に仕上げました。また、全ての窓を樹脂性のペアガラスサッシに交換したことで、結露も生じず快適に暮らせる空間へと変貌しました。セルロースファイバーの充填により屋根にあたる雨音なども減衰しました。

断熱工事
断熱工事
断熱工事
断熱工事

AFTER

外壁については、2F部分は防水性や耐久性に優れるガルバリウム鋼板に更新しました。1F部分は意匠性の高い漆喰にすることで、京町屋の懐かしい感じも残った魅力の溢れる外観となりました。内部には杉と桧をふんだんに使い、洗面や家具はすみくらで制作しました。間取りには、暮らしやすく家族の団らんが弾む工夫がふんだんに盛り込まれています。

リノベーション後
リノベーション後
リノベーション後
リノベーション後
リノベーション後
リノベーション後
リノベーション後
リノベーション後
リノベーション後
リノベーション後
リノベーション後
リノベーション後

他のリノベーション実例を見る

住まいの実例(リノベーション)

代表・岸本 洋介によるコラム
「リノベーションが必要になる理由」

リノベーションは英語でrenovationと書き、修理や修繕といった意味です。
最近では日本語としても定着してきており、「大規模な改修によって、建築物に新しい機能や高い付加価値をつけること」といった意味で使われます。

これに対しリフォームは「reform」という単語がありますが、英語圏では制度改革などの意味で用いられ、建築物の改修というニュアンスはないようです。
日本語としてのリフォームは、古くなったトイレの取り換えやクロスの張り替えといった「原状回復のための改修」という意味で用いられることが一般的です。

また、英語にはremodel(リモデル)という言葉があり、こちらが日本語のリノベーションと似たニュアンスであり、むしろ英語のrenovationは日本語のリフォームに近いそうですが、それはさて置き。

古い家は、経年劣化によって機能が低下したり、見た目が悪くなったりするだけでなく、さまざまな問題を抱えていることが多くあります。
例えば断熱や気密の性能が低く、夏は暑く、冬は寒い家であること。
タンスや食器棚などの家具を置く前提になっているため、つくり付けの収納が少ないこと。
お風呂や洗面室などのスペースが狭く、使いにくいこと。
キッチンやダイニングが日当たりの悪い北側に追いやられ、普段使わない応接室のような部屋が日当たりの良い南側に配置されていること。

リフォームによる原状回復では解決できない問題がたくさんあるのです。

では、なぜこのような問題が生まれたのでしょう?
理由は生活スタイルの変化にあります。

コロナの前までは在宅やリモートでのお仕事はそれほど多くありませんでした。
その少し前まではスマホやPCなどの情報機器はありませんでした。 さらに以前は結婚をすると奥さまたちは嫁入り道具という名のタンスや鏡台をご両親から買い与えられることが一般的でした。
さらにその前は家にお風呂がなく、近くの銭湯でお風呂に入る暮らしをしていました。
室町時代までさかのぼると有名な随筆家が「家は夏を基本として建てるべきであって、冬は火をおこしたり厚着して乗り切るべき」と書いています。

家は人の暮らしの器のようなものですから、当然ながらその時代の一般的な生活スタイルや慣習、常識といったものが反映されますが、それらは普遍的なものではなく、少しずつ変化していきます。

つまり古い家が抱えている問題とは、多くが生活スタイルの変化による感覚のズレによるものなのです。

住暮楽のリノベーションではこれらの問題解決を大きなテーマとしています。

古くなり今の暮らしに合わなくなった部分を、現代の暮らしにフィットするよう修正し、新しい機能を追加することで利便性を高め、また今後何十年かの間に起こり得る変化を出来る限り予想し、対応できるようにするための下地をつくるよう努めています。