木の家工務店 住暮楽

エコなくらし 住暮楽な家づくり
ストーリー

リノベーション物語情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

ホーム・スイート・ホーム

出会いはナンパ(?)

たいそうに言えば、人生は縁とか運命の連続なのかもしれない…。すみくら〔敬称略〕0BOGの皆様方も、それぞれの出会い方をして、人生最大の買い物と言われるマイホームを、すみくらで建てることになったのでしょう。

私〔妻〕の場合、出会いはナンパでした。〔歩き始めの長男を連れ、初めて出かけたS神社にて〕それもいきなり「ウチクル?」と。当時、夫の両親との同居生活に悩み、鬱々とした日々を送っていた私は、なぜか知らないオジサン(すみません、社長…)に、フラフラとついていってしまったのでした。その先に待っていたのが、すみくらのリノベーション物件、というワケです。小さな物件でしたが、隣が畑という利点を生かし、明るくシンプルな木のお宅だったことを覚えています。

同居が前提で結婚したものの

元々、同居が前提で結婚したものの、自営業の両親(夫は会社員)との生活は、想像以上にストレスの溜まるものでした。ごく普通の一軒家は、自営業のために居住空間が限られ、夫婦の寝室の向かいは義父の作業部屋、義母の部屋を通らないと洗濯物が干せない。少し昔の方であれば、辛抱のない嫁だと思われるかもしれません。ストレスを感じているのは私だけでないことも承知の上。が、自分ひとりの時間を持てないのは、なんともココロに不具合を起こすのです。子どもが寝た後の暗がりで、缶ビールを開けるのが、大袈裟ですが唯一のプライベートタイムでした。

暑くて寒い家

築数十年の実家は、当然暑い寒い。すぐに空調に頼る家人たち。その光熱費を払うのは誰?夫にとっては生家なので、少々の不便は生活の一部。私にはカラダにも住み辛い環境でした。さらに、6畳の和室が居間とダイニングを兼ねていたため、子どもの遊ぶスペースは、大きな座卓の周囲のみという状態。それでも子どもなりに工夫して、座卓をトンネルにしてプラレールの線路を広げていましたが…。

またしても運命の出会い

いずれリフォームを、という話は何度も立ち消えになり、夫に再三訴えても状況は好転せず、結婚当初の愛も冷蔵庫で凍結状態。それでも、すみくらのオープンハウスがあると聞けば東奔西走し、いつかすみくらで建てるんだという思いで、日々を乗り切っていた気がします。次男の出産を控えた頃に、とうとう近くのアパートに出ましたが、このことが両親の気持ちを動かしたのでしょうか、やっと近々リフォームをしようという話がまとまったのでした。早速すみくらに足を運ぶと、うちの事情をよくよく知っていた洋介さんは、二世帯が同居ながらもお互いが心地良く暮らせるプランを提案してくれました。その図面を眺めながら、あとは「時は来た!」の」大号令を待つばかり…。

が、またしても運命は、もう一つの出会いをもたらします。と、ある晩秋の夕刻。実家裏の空き家に怪しげな兄チャンが現れたのです。彼こそが不動産ブローカーで、隣家を売って一儲けしようと売出中の旗を掲げていました。即刻、彼の胸ぐらを掴む勢いで売値を聞き出し、数時間後には震える手で夫がなにやら書類に記入していました。隣家は借金をしてでも買えとは、一体どなたのお言葉か存じませんが、大きな買い物をする時は、多少頭に血がのぼっている位が良い塩梅じゃないかと思います(笑)

念願がかなうとき

そんなこんなで、同居リフォームプランは練り直しとなりましたが、何十年のローンを抱えることになった事実よりも、念願のおひとりさま空間を持てるという現実に浮かれていた私。が、人生そんなに甘くない。新居一度目のプランは義母の鶴?の一声で泡と消え、気がついたら実家と新居をつなぐ夢の架け橋(渡り廊下)がしっかり図面に載っていたのでありました。鍵付きのドア?そんなものありません。。。でもまあ、きっと子どたもたちは、この架け橋でプラレールを思う存分楽しめることでしょう。

とにもかくにも工事が始まり、大工さんの目を盗み現場に忍び込んでは、進捗状況を確認するのは楽しかったです。隣家も半世紀近い物件のわりに立派なお宅でしたので、解体して新築よりもリノベーションを選びました。すみくらをよくご存知の皆様は、見学会に来られる際もしかしたら通り過ぎるかもしれません。元々が和風だったので、外観の雰囲気もそのままです。水回りや玄関の位置は変更したものの、篭もりスペースもタネも仕掛けもありません。木や断熱にはこだわりましたが、良くも悪くも?すみくらっぽくない家です(笑)夫は「和」への執着が強かったのですが、なんとか手綱を取って予算内で素敵な和室を作っていただきました。将来の仏壇置き場も考えましたよ(いい嫁って褒めてください)

間もなく完成

すみくらとの出会いから約3年半以上を経て、年が明ければまもなく完成です。帰省の度に、同居の愚痴をこぼしていた私。でも願いは叶いました。社長、あの時アラフォー子連れの私をナンパしてくださりありがとうございます。洋介さんはもちろん、丁寧に仕上げてくださった大工の北条さん、穏やかな現場監督の峠原さん、細かい質問にも逐一対応いただいた上野さん、ゆうこさんをはじめ、子どもたちをいつも温かく見守ってくださったスタッフの皆々様。心から感謝申し上げます。

ホームスイートホーム

不満ばかり漏らし、器(イエ)が変わらなきゃココロも変わらん!と夫を責めたこともありました。が、いよいよ器が出来上がります、それも一応別容器が。今度こそ、家族みんなのホーム・スイート・ホームになることでしょう。流行り歌の一説を借りるなら、旦那様、凍りかけた愛をゆっくり温めなおしましょうか。

(すみくらつうしん 2018年1月号より、転載)

 

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