リノベーション物語
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
マンションも木の家に (マンション・リノベ)
出会い
「なあ、もう1回初めから考えてみいひん?」「えっ?なんで?どういう事?」という会話から住暮楽さんと出会う事になりました。
長年暖めた思い
私たちがリフォームをお願いする事になったのは、18年前、娘の幼稚園入園に合わせて大阪から京都に移る時に偶然見つけたマンションです。 希望通りの低層階で、台所とお風呂に窓のある日当たりと風通しの良い部屋ですが難点も・・・。当初から台所の使い勝手が悪い事と、結露により黒カビが広がった事が気になっていました。アレルギーがきつく喘息気味の娘と息子の入院、通院、看病に忙しく、 無事子どもたちが成長してくれる様にと願いながら暮らす事で精一杯でした。 その頃に雑誌で温度調節、珪藻土、DIYについて詳しく記事にされていた建築事務所さんの住所と電話番号を見つけ、 リフォームする時が来たら是非ここにお願いしようとメモをして大切に心の中で温めていました。
振り出しに戻る
そして息子も無事高校生となり「自分の部屋が欲しいな~」と言い出した去年の冬、「そろそろリフォームしようか」と言う事で、あのメモを取り出し、 その事務所さんに依頼をしたのです。 おおよそ半年かけて丁寧に説明してくださり、細かいところまで計画を立てていただき、いざ着工となった時ふと 「ん?でも・・・」「んん??でもな・・・」と段々「ん?」と「でも・・・」が増えていく事に気付きました。 「家という大切な物をお願いする相手に不安や戸惑いが出てきたらそれはしっかり再考しなさいという事やろ」 と夫に言われ、私たちのリフォームは振り出しに戻りました。
そして打ち合わせがはじまりました
改めて主人の知り合いの方からの紹介で二件、たまたま自分で珪藻土を検索していて見つけた「住暮楽」さんの計三件の事務所の方に依頼をして図面を作って頂きました。 前回の事務所さんとした詳しい打ち合わせを通して、自分達の生活しやすい住まいのレイアウトは分かっているつもりでしたが、 三件の新しく作っていただいた図面はどれも斬新なアイデアが一杯で、個性的な図面を見る度驚きました。その中で私たちは住暮楽さんにお願いしようと決めました。 理由は、いつも柔和な洋介さんがきりっとした表情で言われた「うちは住宅しか作っていません。」 と「使用している木材には全て産地を書いた札を付けて出すことが出来ます。」という言葉を聞いたからです。多くの支出をして長い間住み続ける大切な家ですし、 後悔はしたくないという思いから、失礼ながら「もしかしたら途中でやっぱり辞めておきますという事もあるかもしれません」とお伝えして、 住暮楽さんとの打ち合わせが始まりました。
工事から完成へ
順調に設計図が出来上がり工事となり、マンションリフォームである為に出てくる制限にも快く対応して下さいました。 寒い中の作業は大変だったと思うのですが、大工さんをはじめ職人さん方が淡々としっかり仕事をしてくださったおかげで、 予定通りの進行で工事が進みました。子ども部屋の壁は念願のDIYをさせて頂き、大きくなった子どもと一緒に黙々と1つの作業をする楽しくて貴重な時間を得られました。 素人らしい山あり谷ありの味のある出来映えを70点と褒めて(?)下さった峠原さんには難しい所を全て綺麗に手直ししていただきました。 細かい所に迷った時も的確にアドバイスをしていただき、完成間近の家を見せていただく度に「良い家になってきてるな~」と思いました。この家で使われる木はどこでどれくらいの年月、どんな空気と水を吸って光と音を感じてきたのだろうと思うと、とても愛着がわきます。そして、これからは私達家族の生活と共に少しずつ家も変化していくのだから大切に使おうと思うのです。 洋介さん、峠原さんを初めこのリフォームに携わってくださった職人さんの技術に感心しました。寒い中お仕事をして下さり感謝しております。 結局「ん?」や「でもな・・・」と思う事は1度も無く、流れる様に工事は進められ、間もなく引渡しの日となります。 たまたまから始まった住暮楽さんとの出会いですが、このご縁をこれからも大切にさせて頂きたいと思っております。
最後に
最後になりますが、初めて訪問して下さった時の八郎さんの「いい家ですね」という言葉はお世辞でも嬉しかったですし、マンションの立地が違えば、あの初めに描いて下さった図面で是非お願いしたかったです。 お世話になり本当にありがとうございました。そしてこれからもどうぞ宜しくお願い致します。
リノベ前
リノベ後