家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
三世代が笑顔で暮らす家
私(妻)が生まれ育った家で母と私たち家族3人で暮らしていました。
築百年以上の木造住宅での暮らしは夏は暑く、冬は寒く、決して暮らしやすい家ではありませんでしたが『住めば都』で亡き父や兄弟との思い出の詰まった家でした。ただ唯一の心配事があり、それは「大地震がきたら絶対倒壊するだろうな…。」ということでした。命に関わるので建て替えをしたかったのですが、昔からの借家で建て替えもできず、近所の物件情報をネットで見たり、新築を建てられたお客さんから工務店の口コミ聞いたりするものの、家づくりを何から始めたらいいか分からないし、なにより急いでなかったので「いつか素敵な家が建てれたらいいな~。」と思いながら時間だけが経過していきました。
ある時、近所の工務店の見学会があると見に行く事になりました。すると担当の方が「うちは住暮楽さんと比較される事が多いんですよ。」とおっしゃり、ずっと前にお客さんから息子さんが住暮楽という工務店で家を建てて「とても良い工務店さんだった。」という話を思い出しました。「そんな口コミが良いってどんな工務店なんやろう。」と、ホームページを見ると木の家で雰囲気が良く「こんな家に住めたらいいな~。」と思うようになりました。それから少しして、大家さんから借家を買い取らないかと打診があり、渡りに船で住暮楽に相談に行こうとなりました。
まず会長さんの『住まい教室』に参加しました。教室では、日本の家の問題点や断熱・耐震など家づくりの基本を学べ、ど素人の私たちでも少しは知識がついたと思います。何より会長のお話を聞いていて、きっと家や住む人の事を大切されている工務店なんだなと感じました。「是非、住暮楽でお願いしたい!」となりましたが、「木の家は高そうやけど予算に合うかな?」と、ビクビクしながら正直に自分たちの予算を伝えると「大丈夫ですよ~。何とかしますよ~。」という洋介さんの一言で、去年5月に私たちの家づくりがスタートしました。
大家さんとの土地の買取に関しても不安が多かったのですが親身になって相談に乗っていただき、親切な地元の不動産屋さんを仲介業者として紹介くださいました。おかげで昨年11月に滞りなく取引を終えることができました。
家づくりの打ち合わせでは、初めに『三世代が笑顔で暮らす家』と題した設計図を見せてもらい「へ~こんな家になるんだ。素敵やん。」と夢が膨らみました。
こだわりが強い方ではなかったのですが、設計図を見てから「もっとこうした方がいいかな?」と生活同線を想像したり、すみくらつうしんの間取りを参考にしたり、何度も設計図を書き直して貰いました。結局、最初の設計図を少し修正したものに落ち着く事になり申し訳なかったのですが「これをすみくらでは青い鳥現象と呼んでいてよくあるので大丈夫ですよ~。」と、洋介さんに優しく言っていただきました。そこからは、素人があれこれ考えるよりプロにお任せするのが一番!と考えるようになり、細かなところまで決める事がたくさんありましたが、洋介さんの適切なアドバイスのおかげで打ち合わせはスムーズに進んでいきました。
打ち合わせが終わる頃、モデルハウスの宿泊体験をしました。体験後、同居する母の第一声が「パッシブエアコン良かったな~。」でした。住暮楽の事務所にお邪魔した際にも話してたようで、後日「お母さんがパッシブエアコンを大絶賛されていた。」と洋介さんから聞きました。それまで家づくりで母に要望はないか聞いても「私はいいからあなた達の好きなように。」と言うだけでした。約50年、古家で苦労してきた母に新しい家では少しでも暮らしやすくなるように、夫婦で「パッシブエアコンつけよう!」と決心しました。着工のギリギリのタイミングで変更をお願いする事になりましたが、快く対応していただき有難かったです。宿泊体験をした事で、実際の住み心地が想像通りに良いところや意外なところが気になったり、自分たちの設計図とサイズ感を見比べてみたりと、よりリアルに住み心地をイメージする事ができました。今から思うと、もっと早くに体験しておけば良かったなというのが本音です。
ようやく着工となり、打ち合わせが終わってからは住暮楽に伺う機会はなくなったのですが、現場監督の森さん、新築プロジェクトのみなさんからLINEで進捗状況やこまかな調整、事務的なことなど連絡をいただいたり、こちらから質問したことはすぐに回答いただき不安に感じることはなかったです。
完成まであと1か月。建築中は隣家で仮住まいをしていたので、最高のロケーションで建築状況を見られました。休みの日に家を見に行くのが楽しみで、丁寧に我が家が造られていく姿を見て、つくづく「住暮楽にお願いして本当に良かったな~。」と思う今日この頃です。人生で一番高価な買い物である家づくりで、何の違和感を感じる事なくここまで進めてこれたのは、住暮楽のみなさんが私たちの家づくりを大切にしてくださっていたからだと感じます。きっと家づくりは住んでからも続くのかなと思ってます。私たち家族で住んで暮らして楽しい家をつくっていきます!
最後になりますが、洋介さん、現場監督の森さん、野村さんをはじめとする大工のみなさん、厳しい暑さの中、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
(すみくらつうしん2023年9月号より転載)