家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
家族全員が笑顔で暮らせる三世帯住宅
<レア企画 OBが語る、K&Kさん3世帯住宅家づくりストーリー>
・はじめに
今回のお宅は、お父さん夫婦とお兄さん夫婦が住む実家が、別に住んでいた娘さん家族(K子さん)と一緒の3世帯住宅に建替わるお話。紹介者の住暮楽OBがストーリーテラーです。
・建替までの経緯
ある日、K子さんから「今度、旦那の勤務先が変わるのと、子供が大きくなるまでに家を建てたくて。いっそ、ボロボロの実家を潰して建て直したいねん。この前、家建てたらしいけど、その工務店良い?」との連絡。彼女らしい、言いたい事がとてもハッキリしている内容。
住暮楽さんを紹介し、勢いに飲まれるままに、気付くと、洋介さんと旧家で建替の説明に同席している私。にこやかな洋介さん。明らかに怪訝そうなお父さん。お父さんが「この柱は凄く丈夫なんだ!」と建替えに慎重な姿勢をよそに・・・・KYに洋介さんに懐きまくる犬・・・・私、トンでもない場に居ちまってるぜ、おい(汗)
そりゃあね、家を出たK子さんからすれば、実家が古びているなら間違いない。この期を最大活用して、快適な空間に塗り替えれば、自分のハウジング問題も、親の老後の心配も一発クリアですよ。
でもね、お父さんからすれば、いくら古くて不便と思っていても、その古さのひとつひとつさえ思い出があるはず。それが代々受け継いだ家というものだし、大切なことに変わりなんてない。
K子さんが「資金面はクリアできるから!」「今、建て直さないと、私がもっと歳取った時にそんな余裕ないよ!」って、ゴリゴリに理屈で迫っても、人の気持ってそんな風に割り切れないよなぁ。
「まとまるか、これ?」と感じたけれど、意外に早く建替を決められました。お父さんに伺うに「K子だけじゃなく、兄も実は前から建替たかった」と知ったと。子供達にお金の形で財産を残そうと思っていたが、2人が望むなら家という形にするのも良し。そうしたなら、自分も新築の家に住めるのだからと、決心されたそう。孫とも一緒に居られますしね。
・住暮楽さんに決めるまで
お兄さんが住宅展示場も回られて、色々悩まれた結果、木の家工務店2社が最終候補に。住暮楽さんと、某大手さん。でも、やはり3世帯住宅というのはかなりのレアケース。洋介さんも腐心して図面を書かれた様子でした。
聞くところによると、大手さんは「参考に・・」と洋介さんの図面を見せてと頼み・・・暫くして、ほぼ洋介さんのまんま+東西境界を30㎝ずつ縮めた図面を出してこられたとのこと。うん・・・・そりゃあ・・・
・3世帯それぞれの新居のアピールポイント
お父さん:高気密・高断熱にこだわった家なこと。ここは紹介者の私もイチオシです。同じ住暮楽の家で住む私、2月でも裸足で過ごしています。妻に「それは貴方だけ」と、言われてますが(笑)
お兄さん:旧家は部屋どうしが襖で繋がっていて、年金生活の親と、日勤夜勤がある自分達で生活導線がかち合って互いにストレスでした。新居はきちんと廊下があり、妹家族も増えるのに、それぞれのプライバシーが確保されていて、親に迷惑がかからないこと。
K子さん:私達1世帯が増えるけれど、左側(お父さん、お兄さん)と右側(私達)で、生活が上手に区切られていること。
そして、普段は区切られているけれど、2階リビングの扉を開放すれば、3世帯一同で楽しめる空間に様変わりし、いままで離れていた両親や兄夫婦と新しい生活が、快適な空間で始められること。
・さいごに
私も紹介した手前、心配にもなり「3世帯住宅なんてレアケースを紹介してゴメンね」と監督の山崎くんに連絡しましたが「正直やったことはないですが、間違いない仕事をするだけです!」と、とても誠実な返事を貰え安心しました。何度も、出来ていくお宅を拝見していますが、ワクワクの方が募ります。
かくいう自分も、OBに紹介して貰い、住暮楽さんで家を建てたのです。
そして、今回は紹介する側に回り、この様な面白い?機会も頂けた。それは住暮楽さんが建てて終わりでは無く、その後も親切丁寧に接してくれる工務店だからです。だからこそ、縁が繋がり、また家づくりストーリーは続いていくのでしょう。
(すみくらつうしん2024年2月号より転載)