リノベーション物語
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
自然素材にこだわった家
築三十年、軽量鉄骨の家で元々スレート瓦の屋根を十年前に日本瓦に葺き替えをして、屋根の軽量化ではなく重くしてしまい「耐震補強」をと考えておりました。
そんな時にすみくらカフェでランチを頂いた帰り際に二階の事務所に気付き「すみくらつうしん」を頂いたのが出会いでした。
最初は何社かの見積もりを取るつもりでしたが、八郎さんや洋介さんとのお話の中でお人柄の誠実さ、仕事への自信や熱意が伝わってきて、もちろん予算の都合もありますが、それも含めて他社の見積もりを必要とする気持ちが無くなりました。
実際に完成したお宅の見学会にも数回参加させて頂き、高い技術力と実現力も確信しました。
私たちにとって今回のリノベーション、一番大事なのは誠実な工務店さんにお願いすることでした。
さて、設計プラン作りが始まり二転、三転する私たちの希望を叶えるために、洋介さんはその都度「わかりました」とにっこり一言。そして、設計図を何枚も書いてくださいました。結果は一番最初に提案して頂いたプランでした。その時の一言は「気に入って頂いて良かったです」でした。
以前は一階で生活がすべてできましたので、今回の二階のリビングダイニングは受け入れるのに時間がかかりました。
主人は今までと違い明るいリビングが良いと気に入りまして決めました。
私も老後の捉え方を、介護を考えた設計も大切だけれども介護を必要としない身体作りのできる「家」を目指し、階段を「お家カーブス」と考えました。
さてさてこれからが大変です。
うちの家族はアレルギー体質でして、食物もですが、化学物質、電磁波など、いろいろな物に反応して体調を崩してしまいます。自分では敏感というより鋭敏、感覚が良いぐらいに思っています。
アレルギーに関しまして長年お世話になっている主治医に今回のリノベーションも相談しながらの工事になり、この工事に付き合って頂けたのが住暮楽さんでした。「一緒に勉強させて頂きます」と言ってもらい、上手く言葉になりませんが、どれほど力強く思ったか知れません。主治医からも住暮楽さんのような工務店さんはなかなか見つからないよと言われました。
その中身は、材木選びや接着剤、あらゆる物の見本を用意してもらったり、いろいろ手間暇をかけて頂きました。
また私たちの「耐震補強」の中で必要なものと、そうでないものの選別をして最適化して頂きました。
そしてもう一つ、住暮楽スタッフの皆様には私が悩んだり、迷ったりした時、優しさや、ご配慮を頂きとても助かりました。
もうすぐ完成です。
「アレルギー体質」は少々不便ではありますが、身を守る為の備えを教えてくれます。
不調には原因がありその大半は環境です。
その為に、身近な環境である「家」は私たちの心身の健康維持に大きく関わります。
完成がとても楽しみです。この家の環境はぜひ住暮楽さんにお尋ねください。私たちのような手間のかかる家作りにお付き合いいただき、この様な次世代に引き継げる素晴らしい家を届けて頂いた住暮楽の皆様、大工、各業者の皆様本当に感謝しております。
家作りは完成を経てこれからも続きます。末永くよろしくお願いいたします。
(すみくらつうしん 2017年9月号より、転載)