家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
いつかはシンケンの家に、、、
きっかけ
主人の転勤先が神戸になり、京都から西宮に引っ越しをして二年半。いつか家を建てたいなどぼんやり考えていました。
貯金
そのため今住んでいるマンションから賃料の低い所へ移り、家の頭金を貯めようと、物件を探し始めます。ですが引越しにかかる初期費用のことを思うとなかなか踏ん切りがつかず、結局だらだらと同じ所に住み続けていました。
シンケンを見て
そんな時、主人の出張先の鹿児島で百貨店の中に家の一部を展示し、ライフスタイルを提案されているシンケンさん と出会います。すっきりしていて無駄がないのに温かみのある雰囲気に惹かれてお話を聞くと、暮らしていく人の体に優しい材料でできているとのこと。今までは家やマンションを見に行ってもデザインや機能、価格にしか目を向けていなかったのですが、ここで初めて木や漆喰の良さを知り、物をつくり上げる材料そのものの大切さを実感しました。いつかシンケンのお家を!と決意したのですが残念ながらこの時点で関西は施行エリア外 けれども漠然と思い描いていた家の方向性が決まりました。
住宅ローン
住宅ローンのことも勉強し始めました。当初たくさん頭金を貯めてからローンを組む予定をしていたのですが今は低金利、早めにローンを組んでしまってできるだけ繰り上げ返済をして行く計画に変更しました。
土地探し
次に土地探しです。お互いの出身地、京都に住みたいなと思っていましたが、神戸までの通勤時間を考えるとぎりぎりがんばっても長岡まで、駅近は高いけれど自転車で十分以内のところ、が条件でした。土地探しに何年もかかったお話しをよく聞きますが、たまたま一軒目の不動産屋さんに紹介してもらったのが珍しく建築条件なし、しかも希望していた条件にぴったりの土地でした。
住暮楽の印象
この土地が見つかるのとほぼ同じ時期に住暮楽さん と出会います。シンケンさん で受けた衝撃が忘れられず『木・漆喰・京都・家』でネット検索していた時、京都市内に事務所があることを知りました。資料請求してからの対応が早く好感がもてたので早速事務所まで話を聞きに行き、クラさんと初めてお逢いしました。
第一印象の正直な感想です。営業特有のスマイルがなく、威圧感がありました。もしこれから長いお付き合いになるなら、しばらくの間この緊張感を味わうのかと不安になりました。(すみません。)でもお話しをしているうちにシンケンさん にも詳しく家づくりに対する熱意に共感ができ、実直で媚びない分、信頼ができました。
設計の高田さん
後日、設計士の高田さんとお会いするのですが、実はその時もう一つ別の工務店と迷っていました。同じように自然素材にこだわった家づくりをされていて、理想のプランを伝えるとその通りに図面を書き上げてくれたのです。図面を比べてどちらの工務店に使用か決めようと思い、そのことを住暮楽さんに話すと、
「希望通りの図面を書くことは簡単です。でもお客さんの意見をそのまま受け入れるのがいい設計士だとは限りません。こちらの提案がお客さんの意見と異なったとしてもそれからの話し合いが大切です。それをこの先一緒にやっていけるなと思える方を選んでください。」
高田さんのこの言葉が決め手となりました。
家を建てることは本当に大きな買い物です。注文住宅となると時間もかかります。家づくりを依頼する先はたくさんありますが、最終的にやっぱり信頼できる人のところにお願いしようと思いました。
着工
去年の八月に契約をして、四月にはいよいよ引き渡しです。でき上がりの想像しやすいハウスメーカーと違って、自分のイメージが少しずつ形となっていく楽しみのあるのが工務店だと思います。
「こうなったらとことんこだわって格好いい家にしましょう!」
今ふり返ると良い出会いが重なりたくさんのご縁があって家づくりをすることができました。関わってくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
京都に引越しをしたら今よりも通勤時間がかかり、主人の負担が増えます。けれどその分新しいキッチンで料理に励み、木の香りがする家にいそいそと帰ってくる主人を心待ちにしたいと思います。
(すみくらつうしん 2012年4月号より、転載)