家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
仲良し3人家族の家
住暮楽さんとの出会い
住暮楽さんとの最初の出会いは2014年冬の一乗寺の完成見学だったと思います。 そもそもは家内が購入したチルチンびと(OMソーラー特集号)に住暮楽さんが(思えば洋介さんのご自宅でした)紹介されていたのがきっかけでした。
まずは見学会へ
住暮楽さんで家を建てる方々に共通すると思いますが、いざ戸建をと考えて最初はハウスメーカーの展示場に赴くも、営業トークに何となく満足に至らず、イメージ通りでない戸建の話で困っている所に、 先ほどのチルチンびとから得た情報を元に、社長さんに直接電話をして、住暮楽の完成見学会等に伺うこととなりました。 何度か参加するうちに、住暮楽さんの建てた住宅がとても気に入りました。(息子は最初からここがいいと言っていました。) そして、このまま賃貸生活を続けるのも、狭くて寒くて結露も多いしカビは多いし喘息になるしと、子供の成長に追い付かず、健康にも悪いと考えて、戸建をもうお願いするしかないと決断しました。
難航した土地探し
そこで大変だったのが土地探しでした。家庭菜園が夢で、どんな植物も育てるグリーンフィンガーを持つ嫁と、便利な所が好みの私とでは、妥協点がなかなか見つからず、 京都市内を北から南まで果てしなく週末ごとに土地探しをしました。おそらく岩倉から長岡京まで半年以上うろうろしていたと思います。 その当時は、アベノミクスがはじまって三本の矢のフレーズのもと、低金利と住宅減税も加わってでしょうか、京都市内の物件が少なく、なかなか良い物件に巡り会えませんでした。 ここがいいかもと決めようとした土地は一足早く売られてゆくことが何度かありました。 出会いのあることだと半分あきらめつつ探していたところ、当初は魅力を感じなかった現在の北区小山の物件が、社長の「まあ、大丈夫ですよ」の一言で、ここでいいんじゃないかと決断し、 昨年十月前後に契約ができたと思います。 ( この‘大丈夫ですよ’はその後もいろいろなシチュエーションで繰り返された気がします)
設計打合せから家具選びまで
その後の設計は高田さんと進めていきました。間口が5メートルで奥行が25メートルと狭く奥行のある、いわゆる鰻の寝床でいかにも京都風の土地だったので、最初の希望の庭のある家が可能か、 それは心配でした。 設計打ち合わせは四~五回ありました。当初は二階リビングを勧められたのですが、どうしてもリビングは一階、寝室は二階が譲れなかったので、多少の日あたりは諦め、 おおよそ現在の設計となりました。浴室が二階に移動して、念願の縁側付き和室も一階に北側に配置され、三人分の個室も三畳程度から何とか四畳に広げました。 (個室は三畳で十分と勧められましたがここは譲りませんでした。) こだわりもいくつかあって、人の背丈ほどに育ったパキラ、ベンジャミン、幸福の木を置く土間タイルのリビング南側のスペースや、冬の暖房には事務所で暖かかったまきストーブも考えましたが、 地域的には難しかったので、ペレットを導入する予定としています。
かわいがっているアキクサインコ・オカメインコのための、直射日光が当たらずエアコンも当たらず、かつ風通しの良いインコスペースなど、ちょっと変わった注文も何とかして頂きました。 インコ台も住暮楽特製家具で仕上げて頂くこととなりました。 その他、見学の度に洋介さんに感化されたため、家具も気になってきて、いろいろと探して回りました。 北はカンディハウスから、東京までジョージナカシマを見に行ったりしましたが、結局椅子は奥村製作所のVパッチチェア・はんぺんチェアを注文しました。 また、インテリア雑貨を探しに信楽や大阪まで行ったり来たりして、何かと時間が足りなかったです。
どんどん進む家づくり
設計が終わってからは、地鎮祭、上棟、手形式、壁塗りDIYとあっという間に進行しています。 トイレの排水問題など、細かい想定外の事もありましたが、これもイベントと楽しんでいます。 その後も大工工事や内装などいろいろ考える事が次々とやってきましたが、もうこの段階になると、土地探しと銀行との契約などで疲れ果ててしまい、 ほとんどの決定事項を嫁に丸投げして、私は意外と何も考えないで過ごしています。
木の香りのする生活
この原稿を書いている時点で、竣工まであと二か月を切りました。気が緩んだだけでなく仕事も忙しかったのですが、この原稿は締め切り当日23時過ぎに仕上げています。 ご迷惑をおかけして申し訳ありません。 実はまだ、外構の打ち合わせが終わっていないので、この先どうなるか。当初の家庭菜園と植栽の選択など、最重要事項はまだ決まっておりません。 家を建てる決意から我が家の鉢植えはさらにバサバサに成長し、わしたショップで700円の捨て売りのバナナの木も人の背丈まで成長し、インコは三羽に増えました。 今年も暑い京都の夏を何とか切り抜けて、木の香りがする快適な生活を楽しみに待っています。
(すみくらつうしん 2015年8月号より、転載)