家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
光と風が心地よくめぐる家
・わたしたちのこと
私達は3人家族で、鴨川付近の賃貸マンションに住んでいます。踊るのが大好きな3才のわが子に下の階を気にせず自由にぴょんぴょんさせたい、また近くの商店街の活気や温かさに触れて、この地域で住み続けたい、そこからプロジェクトが始まりました。
・木の家に住みたい
住みたい地域の土地探しや工務店選びが難航していた時に、不動産屋の紹介で住暮楽さんを知りました。雪の積もる日にリノベ見学会に行ったところ、木に包まれた温かい雰囲気に驚き、「いかに安く済ませるか」という考えから、「良い木の家に住みたい」という考えに変わりました。耐震等級がしっかりした設計や、ホームページの『家づくりストーリー』も魅力で、熱心なファンからの厚い信頼を得ていることも決め手の一つです。過去の事例を参考にしようと、全部読みました。
・毎回楽しみな打ち合わせ
打ち合わせでは、私たちの思いついたアイデアに、洋介さんが「こうしたらどう?」とご提案していただき、大西さんにその場でCGで見せていただきました。質問すると、すぐに過去の事例を出してくださいました。住暮楽さんのいつものスタイルはあるけれど、最終的にどうするかはじっくり考えたいと思い、たくさんの本を読んで勉強したり、窓の実寸模型やスチレンボードで家の模型を作って検討しました。予定通りの打ち合わせ回数では終わらず、延長戦もお願いすることになってしまったのですが、毎回ベビーシッターさんのお世話になり、見学会ではスタッフのみなさんに遊んでもらえて、子どもは住暮楽さんが大好き!保育園でも「しゅみくらしゃん」の話をしています。LINEでもやりとりさせていただき、話が早かったのも良かったです。
・小さく、仲良く、区切らない
最初は、3人それぞれの部屋や書斎を作り、細かく区切ろうと考えていました。しかし徐々に、私達の家は2階建てとロフトの構成で、3人家族なのだから、一人になりたければ必ず一人のフロアがある、ということに気づきました。洋介さんと話す過程で、小さい家でみんな仲良く、区切らず、という形がいいと考えが変わっていき、壁や扉を減らし、扉があるのは風呂とトイレだけになりました。住暮楽さん史上、最低記録を更新したそうです。また、階段の踊り場を大きくして、スキップフロアのSHIPを作っていただきました。リビングのソファからも、SHIPからも、テレビを見れる配置なので、家族の様子を見ながらパソコンをしたり、ながら勉強したりと、家族の集う場所になりそうです。
・遊べる家
小さい家なのですが、遊び場や、暮らしを楽しめる工夫を盛り込んでいただきました。まずは、玄関。友達の家にあった自作の表札や置物を飾って楽しむ箱のギャラリーを真似して作ってもらいました。住暮楽さんの事務所のタイルが埋め込まれている土間が可愛かったので、玄関土間にシーグラスを埋め込んでもらうことにしました。最初は海に拾いに行こうとしたのですが、採れるのは小さな貝殻ばかりで、フリマアプリで買いました。1階は用途を決めないフリースペースです。子どもと工作したり、他のフロアから離れて仕事したり、運動スペースにしたり、使い道を妄想しています。2階では、ダイニングとつながるインナーバルコニーを取り入れてもらいました。元々畳の小上がりでしたが、外だからできる楽しみや過ごし方もあると感じ、終盤に相談してギリギリ変えてもらいました。
・着工してから
上棟の日は平日でしたが、仕事を休んで見学に行きました。狭い道にクレーン車が入り、1つの家のために多くの職人さんが集まります。1日で柱が立ち、床が張られ、屋根ができるまでハイスピードでどんどん進み、夕方には家の形になります。数カ月間、図面やCGで見ていた建物の中に入れて感動しました。滅多に見れないと思うので必見です。上棟後も大工の野村さんがこつこつ仕上げてくださいました。作り手の顔が見えるのはとても嬉しく、手すりを触るたび野村さんの顔が浮かびます。また、トイレ、脱衣所、WICでは、カラフルなペンキを自分たちで塗ることにしました。新婚旅行のインドで泊まった、色とりどりの素敵な宿のことを思い出し、やってしまいました。ペンキ塗りは家族3人でやり、ムラや液だれはできたのですが、良い思い出になりました。ペンキが少し余ったので、思い切ってロフトの壁もビビッドなオレンジに塗りました。現場監督の山﨑さんには、連休中に作業できるよう、スケジュール調整や養生の手配をはじめ、様々なわがままを聞いていただき、大変お世話になりました。
早く住んで楽しみたい
住みながら使い方を考え、変えていける、自由度のある家を作っていただけたと思います。親も子も、自分の気持ちの良い場所を探して、たのしく暮らしていきたいです。子どもがぴょんぴょん育っていく姿を早く見たいです。
(すみくらつうしん2024年6月号より転載)