木の家工務店 住暮楽

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リノベーション物語情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

収納多め、広々と生まれ変わるリノベ

このお家の完成見学会を開催します。

2025年11月22日(土) 23日(日) 予約制

詳しくは こちらをクリック

私たちはドイツ出身と台湾出身の夫婦です。6年前、京都の日本語学校で出会いました。
その頃から、自然に囲まれた京都の街が大好きになり、鴨川を散歩したり、静かな通りを歩いたりする時間がとても幸せで、「いつかこの街に住めたらいいね」と話していました。

コロナの影響で2年以上会えない時期もありましたが、昨年ようやく京都に戻ってくることができ、家探しを始めました。

私たちは「川の近くに住みたい」というのが一番の希望でした。
広さよりも、静かで自然を感じられ、自転車や徒歩でいろんな場所に行ける便利さを大切にしていました。
そして、小さくてもいいから庭がほしい。天気のいい日に外でみかんを食べたり、季節の花や緑を眺めたりできる、そんな暮らしを思い描いていました。

最初に見たのが、今の家です。築50年ほどの小さな家でしたが、南側には花や木がたくさんある庭があり、小さな車が停められる駐車スペースもありました。
家はコンパクトでしたが、「これなら自分たちらしい家にできそうだ」と感じ、リノベーションをお願いする会社を探し始めました。

大手の会社にはあまり興味がなく、見た目もあまりきれいに感じず、どこか不自然で、自由に細かい部分を決められないことが多いように思いました。
私たちは、日本の伝統的な家の雰囲気も、北欧の木の家のデザインも好きです。
ドイツでは築200年の木の家で育ったこともあり、自然に合って、長く住める家をつくりたいと思っていました。

そんな時に出会ったのが、すみくらカフェでした。
カフェの雰囲気がとても気に入って、「こんな家に住めたらいいな」と感じ、すみくらさんに相談することにしました。

1階は少し悩みましたが、最初から庭の景色を主役にすることは決めていました。
玄関を開けると、すぐ庭の緑が見えます。
キッチンやダイニングからも庭が見えて、たくさんの光が差し込み、料理をしながら季節の移り変わりを感じられるのが気に入っています。
窓際には小さな畳スペースを作り、座ってゆっくり過ごせるようにしました。
その畳の一角には小さなデスクも設けてあり、私の在宅ワークや、将来子どもが宿題をする場所にもなります。
階段は玄関のそばにまとめて、リビングを広く感じられるようにしました。
キッチンはオープンで、あえて引き出しを少なくしています。妻は器を集めるのが好きで、「しまい込むと忘れちゃうから、見える方がいい」と言っていました。

2階は小さな部屋を3つつくりました。まだ子どもはいませんが、将来2人できたらそれぞれの部屋に。
そうでなければ、書斎やゲストルームとして使う予定です。
私たちの寝室は一番小さい部屋で、寝るだけの空間なのでちょうどいいサイズです。

収納は日本の家ではいつも悩みの種ですが、ドイツのように地下室がない代わりにロフトをつくりました。
吹き抜けの梁が見える天井を活かして、普段使わないものをしまえるようにしています。
ほかにも、階段下や畳の下、2階の廊下の端など、少しずつ収納を工夫しました。

外観は「北欧っぽくて、でも日本の街並みに合う」デザインを目指しました。
赤いドアと屋根で少し明るさを出し、外壁は木の素材を生かした自然な雰囲気にしています。
また、前の屋根を少し延長して、自転車や将来車を雨から守れるようにしました。カーポートをつけるより費用はかかりましたが、カーポートをつけるとどうしても不自然に見えてしまう気がしたので、この形にしました。

最後に、太陽光パネルを設置して、ガスを使わずすべて電気でまかなうようにしました。
断熱もしっかりしているので、長く快適に、環境にもやさしい家になったと思います。

耐震もしっかりして、屋根も新しくしたので、元の家の面影はあまりなく、ほとんど新築みたいに感じます。
2階の部屋の太い梁だけが、50年経っている家だなと思わせてくれます。

これからは、庭の花や木が季節ごとにどう変わるかを楽しみながら、毎日を過ごしていきたいと思っています。

(すみくらつうしん2025年11月号より転載)

写真は後日掲載します。

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