家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
居心地の良い場所がたくさんある家
「持ち家 or 賃貸どちらがよいか?」
ほとんどの人が悩んだことがある「問い」だと思う。私たちも30歳を過ぎた頃から考えるようになった。私は、石橋を叩いて叩いて叩いて渡らない性格なので、綿密なコスト計算をして、それぞれのメリットとデメリットを洗い出した。建築費、ローン諸経費、税金、隣人リスク、災害リスク、人口減少…様々な観点から検討した。
熟慮を重ねてたどり着いた答えは・・・
「どう考えても賃貸物件に住み続けるべき!」
持ち家の方がコストがかかり、リスクも高いと判断せざる得なかった。◯リエモンも持ち家or賃貸どっちがよいかなんて、もはや議論にすらならないと言っている。その頃の私は、飲み会で友人や同僚に「今の時代は賃貸でしょ!」と豪語していた。
家を建てることが決まってから「あれだけ賃貸って言ってたのに何でなん?」「賃貸に住み続けるって言ってましたよね!」等、何人かの友人から突っ込みを受けた。当然である。
一旦答えは出たが、後ろ髪を引かれる思いがあった。そもそも、妻はフィンランド に行ったらアアルトの自邸を見に行きたいという人であり、私も新旧の建造物が折り混ざったデンマークの街並みをいつかは見たいという思いがあった。家づくりに興味がないはずがなかった。
そんな私たちの元に、色んな会社から新築の宣伝チラシがポストに届く。優柔不断な私たち(私?)は誘惑に負け、新築物件を見にいくようになった。熟慮を重ねたのにブレブレである。
そんなとき、妻が住暮楽を見つけてくる。さっそく、完成見学会を見にいくと、自然素材で素敵な家!けれども洋風な家を好む私たちとは趣向が違うのかな、っというのが第一印象だった。しかし、妻が「もう1回住暮楽の家見に行こうよ。なんか気になる。」と言った。妻は私より洋風な家を好んでいたのでとても驚いた。重要な場面に限って選択を間違う私とは違い、妻は大事なところで間違わない。妻の第六感に従うべき!それから、住暮楽の完成見学会の常連になった。
一昨年の冬、住暮楽の家に一泊する機会があった。これが大きなターニングポイントとなった。無垢の床は気持ちよく、気付いたら私は床の上で昼寝をしていた。他にも、他社の家にはない快適な室内の空気感、昇りやすい階段など、よいところをあげたらキリがない。一番驚いたのは、田舎へ旅行したときの様に、夜9時に眠たくなり寝てしまったことだ。照明も明るすぎず、窓も大きく取られているので、夜になったことを身体が感じたのかもしれない。こんな快適な生活を毎日送りたい。住暮楽の家に住みたいと強く思うようになった。
住暮楽と出会い、持ち家or賃貸を考える中で、快適性の観点が抜けていたことに気が付いた。
賃貸で費用が抑えらたとしても、住環境が良くなく、室内がムシムシ⇨気分もイライラ⇨喧嘩が増えるようなことがあれば意味がない。子育てがあるこれからの2~30年を、快適な空間で家族と仲良く楽しく過ごす人生がいい。石橋をこれでもかと叩く私でも、住暮楽の家なら、洋介さんが設計した間取りなら、幸せで楽しい生活が容易にイメージできる。逆に、快適空間⇨ぐっすり寝られる⇨病気のリスクが下がる⇨コストダウンが発生する可能性もある。色んな工務店、ハウスメーカーの完成見学会に行ったが、快適性は住暮楽がNo.1だった。
もちろん、快適性だけではない。設計力・技術力・コストパフォーマンスの高さは言うまでもなく、徹底的に施主の立場に立って進めるところがすごい。設計に1年かけても「とことんやりましょう!」と言って下さり、度々の仕様変更…というか後戻りがあっても、嫌な顔一つせず「できますよ」と最後まで真摯に対応して下さった。ここまで親身になってくれる工務店は他にはないと思う。おそらく住暮楽史上一番、面倒くさく、優柔不断で、欲張りな施主で多大なご迷惑、お手間をおかけして誠に申し訳ない。住暮楽のスタッフの方々には感謝しかない。もう私は西賀茂の方向に足を向けて寝ることはできない。
1つ1つこだわって、欲張って作らせて頂いた。キッチンの天板と側面を留め継ぎにしたり、住暮楽オリジナルの木製サッシを作ってもらったり、こちらが絵具で作った色で壁を塗って頂いたりした。
今もワクワクがとまらないが、5・10・20年後にどうなるかも楽しみで仕方がない。住暮楽の家は経年変化も楽しめるからだ。間取りも少し余裕を持たせているので、大好きな家具を少しずつ揃えていくのも楽しみの1つ。私たちのことなので、いつまで経っても家づくりが終わることなく、ずーっとこの家を楽しんでいくのだろう。
最後に、住暮楽スタッフの皆様、そして貴重な時間を割いて素敵なお家を見せてくださった住暮楽OBの皆様、本当にありがとうございます。皆様のお陰で、一度は諦めた夢が叶おうとしています。私たちの家も、家づくりを考えている方々のために少しでもお役立てれば幸いです。
問い:持ち家 or 賃貸どちらがよいか?
答え:どう考えても、住暮楽で家を建てるべき!
(すみくらつうしん2021年8月号より転載)