木の家工務店 住暮楽

エコなくらし 住暮楽な家づくり
ストーリー

家づくりストーリー情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

工房のある家

住暮楽さんとの出会いは約八年前です。

当時賃貸マンションに住んでおり、漠然といつか家が欲しいなぁと思いながら雑誌やインターネットで情報を収集していました。新築にするのか、リノべーションにするのか、京町家を改装するのも面白い。

そんな中で、住暮楽さんから『すみくらつうしん』を送ってもらうようになります。いいなぁとは思いつつ「でも高いやろな~。」というのが当時の正直な印象でした。

一年ほど経って、妻が『椅子の張り替え』の仕事で独立をする為、賃貸マンションから作業場兼 住居として使える借家に引っ越しました。ここで住暮楽さんに住所変更のお知らせをしていなかった為、『すみくらつうしん』が一度途絶えることになります。その頃は、いつかローンを組む時の為にと、まずはお互いの仕事の確立を目標として、住まい探しは一旦保留に。

しかし、その借家はなんせ築年数不詳の古い家です。夏は暑いし冬は寒い。冷暖房は垂れ流し状態です。借家ということもあり、いつか引っ越すかもしれないと、とりあえずの家具・収納・カーテン・ 照明などに囲まれながら、全てが『仮』の住まい。何なら日々の暮らしすら『仮』に思えてきました。私達の口癖は何事も冗談混じりで「新居に移ってから!」でした。

そして私達は自然と〝なぜ家が欲しいのか〟という話をするようになっていました。全てが『仮』で定まらない感じに、「あぁ、私達は家もそうだけど、それよりも家の中での充実 した暮らしが欲しいんだな。」という結論に至りました。

私達には現在四歳の息子がいます。 家からやがて巣立っていく彼と一緒に暮らす期間は案外短いのだと気付き、益々日々の暮らしを整えたいと強く思うようになりました。そしてまた、本格的に住まい探しを再開させます。

気になる土地や建物があればとにかく現地を見に行くことを繰り返していました。そして、いつものように気になる土地があったので見に行くことに。その土地の近所に一際目立つ、でも周りとの調和も取れている、まさに理想的なカッコいい家がありました。そう、それが洋介さんの家だったのです。もちろん、現地で見たときはそれが洋介さんの家だとは知らず、家に帰ってネットで必死に調べました。どうやって辿り着いたかは覚えていないのですが、洋介さんの家の外観写真が住暮楽さんのホームページに載っているのを発見しました。よく少ない情報で辿り着いたなと自画自賛したいです。(笑) そして、その時に思い出したのです。

住暮楽、すみくら・・・

 

あ、『すみくらつうしん』って前にもらってたなぁ。そういえば見るたびに「ワクワクするいい 間取りやな~。」「この空間気持ち良さそうやな~。」「動線が素晴らしい!」と思っていたなぁ と。

その後、完成見学会、住まい教室に参加させて頂きました。住暮楽の皆さんのお人柄と家づくりに対する考え方に大変共感し、瞬く間に惹かれていきました。単純に坪単価や数字では表せない魅力が住暮楽さんにあるということに気付けたのは、数年間の住まい探しで蓄積された様々な情報のおかげかもしれません。

見学会に初めて行った時、「作業場兼住居を考えているのですが、三階建は可能ですか?」と妻が質問したのをきっかけに、カフェのクッションや打ち合わせスペースの椅子の張替等のお仕事を頂きました。妻は仕事の打ち合わせに行くたびに「住暮楽さんは作り手みんなの顔が見えるのがいい。」「ものづくりの会社として本当に理想的」と感動していました。そしていつか私達も住暮楽さんのお客さんになりたいという気持ちを強めていきました。

私達にとって理想的な土地が見つかり、いよいよ洋介さんとの打ち合わせが始まります。 家づくりってどういう風に進んでいくのだろうと緊張して臨んだ初日にまず『どんな間取りにしますか?』ではなく、『どんな暮らしをしたいですか?』と聞かれた時、住暮楽さんにお願いしたら間違いない! と確信しました。

打ち合わせでは決定しなければいけないことがたくさんあり、楽しくもあり、頭を悩ますこともありましたが、洋介さんが「kさんのペースでゆっくり決めていきましょうね~。」「期限に追われて焦って決めていくと絶対いいものは出来ませんから」と言って頂いたことが、すごく気持ちを楽にさせてくれました。しっかりと時間をかけて一つ一つ納得しながら打ち合わせを重ねたことで、私達にとってはとてもいいスピード感で家づくりが出来ました。

着工してからは森さんにバトンタッチ。 現場のプロならではの確認や助言をして頂き、森さんに任せておけば大丈夫という安心感がありました。

珪藻土の壁塗りDIYにも家族3人で挑戦しました。 最初は慎重に仕上げていましたが、途中からは息子のコテ跡を残す余裕も出てきて、とてもいい思い出になりました。

もうすぐ家が完成します。家づくりに携わってくださった住暮楽の皆さん、本当にありがとうございます。

ご縁に感謝して、 日々の暮らしを『仮』から充実したものに。住暮楽さんの家で過ごす毎日が楽しみです。

これからもどうぞ末長くよろしくお願いします。

(すみくらつうしん2019年3月号より転載)

 

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