家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
広々デッキが内と外をつなぐ家
家づくりの始まりは今から3年半前。
それまではずっと賃貸のままでいようかと思っていましたが、子どものこと老後のことを考えると持ち家の方がいいのではと考え始めたのがきっかけです。その時夫婦で1番に大事にしたいこととして地震に強くて断熱がしっかりしている家がいいねと話し合っていました。
住宅展示場のハウスメーカーで家づくりを聞いて、確かに地震にも強く断熱性能も高そうな家で安心できそうでしたが、家の雰囲気がクールな印象を受けました。
そこから色々なメーカーの住宅を見学に行きました。夏に見学した家は断熱に問題があるのか熱がこもって暑過ぎると感じるなど、住みたいと心から思える家には出会えずにいました。庭は欲しいけど便利な都心が良いといったどうしようもない希望もあり、予算との兼ね合いで土地探しにも難航して、広告を見るだけの日々になっていました。
マイホーム購入の夢は東京オリンピックの後にしよう、オリンピック効果で値上げされた土地が安くなるんじゃないかと目論んでいましたが、コロナ禍であっさりと打ち砕かれてしまいました。
そして再度本腰を入れてマイホームを探し始めたのが1年半前。
夫が京都市のホームページで京都らしい省エネ住宅として紹介されている工務店の中でも耐震、断熱以外にも家づくりそのものが良いと言われている工務店を友人から聞きつけて来ました。それが私たちと住暮楽さんとの出会いの始まりです。ホームページで拝見すると今まで夫となかなか合わなかった内装や外観の雰囲気がとうとうマッチしました。住まい教室に申し込み、耐震等級3にされていること、断熱はセルロースファイバーで安心できる素材を使用されていること、階段が緩やかになるよう工夫されていることなど、八郎さんから教えていただきました。夫は既にこの時点でここに決めたと思っていたようです。帰宅後、細かくメモを取った内容を改めて説明する程でした。夫婦共に住まい教室でのお話と木の温もりがある事務所の空間に惹かれ、すぐに見学会も申し込みました。見学会でも想像したとおりの住みたいと思える家であったこともあり、その時に考えていた土地で一度図面をお願いしました。
そしてラミネートされたカラーの図面をもらって心を鷲掴みにされました。部屋ごとにコメントが書かれていて家のコンセプトを説明してもらううちに、もうここで生活している様子が想像出来るのです。この図面を見て土地の購入と住暮楽さんで家づくりをお願いすることを決めました。その際、夫が洋介さんに年末休みにも関わらず電話で相談をしていたそうです。その時から既に親身になってもらっていたようです。
打ち合わせは毎回楽しく、3DやVRを見せてもらい想像を膨らませてはわくわくしていました。夫が実家の灯篭を移設したいと言ったときには、狭さのため一旦は断念しようということになったのですが、夫の残念そうな表情に配慮していただいたのか、後日検討結果を見せていただくと、そこには灯篭が盛り込まれ、中に灯りまで入ることになりました。夫の嬉しそうな顔は忘れません。また打ち合わせ終盤にも関わらず私達がダイナミックな配置変更案をお伝えしたときも、一つずつ丁寧に応じてもらい納得・安心して進めることが出来ました。決めることが多く二転三転して来た私達に、洋介さんは「家づくりで回り道は必要なんです、それで最終的に納得してもらえたらいい」と言ってくださり、随分そのお人柄には甘えさせていただきました。家づくりに関しても予算に関しても親身になって考えてくださったことを大変嬉しく思っています。
そして打ち合わせでは我が家の暴れん坊将軍達の保育もしていただいて大変お世話になりました。すっかり慣れて週末になるとすみちゃんちに行きたい,今度いつ行くのと言って喜んでおり、お陰様で安心して打ち合わせが出来ました。
建築が始まってから宮内さんには、パッシブエアコンの吹出口の細工から始まり、ロフトの吹抜け部分は足を出して座れるようにしてはどうかなど私達が思いもしないことをたくさん提案してもらい、完成が待ち遠しくて楽しみいっぱいです。
建築途中に家の中を見せてもらいに行ったときは、磯部さんをはじめ皆さんが快くどうぞと言ってくださって嬉しかったです。毎回行くたびに階段や棚などが出来上がっていく様子を見せてもらい、今まで見学会で見てきた住暮楽の家にどんどん近づいて行くのが夢みたいで感激していました。
寒い中、清香さん、宮内さんに珪藻土壁のDIYを一緒にしていただきありがとうございました。とても良い思い出になりました。夢中になり記念に写真を撮るのを忘れていたのですが、記憶にはしっかりと刻んでいます。
打ち合わせ、基礎から家が完成していく様子、上棟式、手形式、珪藻土壁のDIY等々、家づくりは私達家族のかけがえのない思い出となりました。それも住暮楽の皆様のおかげです。これからこの家と共に人生を歩んでいけるのが楽しみで仕方がありません。家族と同様に大切にしていきたいと思います。
(すみくらつうしん2023年1月号より転載)