家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
木の香り漂う、のんびり暮らす家
築40年の住まいの建て替えです。夫の両親と3人の息子たち、最大7人で暮らした家ですが、今では夫と2人暮らし。使っていない部屋が気になるようになってきましたが、使わなくても掃除は必要。もっとコンパクトで暖かい終の棲家を望むようになりました。マンション購入も考えましたが、価格が想像以上で管理費がかかり続けることもあり、今の家をリノベーションしようと考えました。この地域から離れたくないという思いも大きかったです。
住暮楽さんとの出会いは、近所で開催されていた見学会。友人と一緒に参加し、スタッフの皆さんの対応が印象に残っています。人間的で、落ち着いて話せる雰囲気で。後日、会長の「住まい教室」にも友人と一緒に参加しました。13時半から始まって、終わって外に出てみたら、暗くなっていてびっくり!「え!私たち、4時間もいたの?」と。それくらいあっという間でした。教室といっても私たちだけでしたし、リラックスして受けられたのもよかったです。今までの家は冬の寒さが本当に厳しく、室温が8度まで下がることもありました。だから次は、どうしても暖かい住まいにしたかった。断熱については本などで知識を得ていましたが、会長のお話を伺って、セルロースファイバーに一層興味を持ちました。
住暮楽さんに依頼したい気持ちが徐々に自分の中で固まりつつありましたが、私は自ら決断するのが大の苦手。3人の息子たちに、それぞれ別の日に住暮楽さんに一緒に来てもらい「どう思う?」と。もちろん、見学会に一緒に参加した友人にも聞きました。すると全員が「いいと思うよ!」と。それで安心でき、依頼を決めたのです。
当初はリノベーションで計画していましたが、新築の見積りもあわせて出してくださいました。新築にしてもマンションを買うより安かったですし、息子や孫たちに引き継げる家にしたいという思いもあって建て替えを選択。新築工事の場合は地盤調査が必要で、調べてみると、自沈層が4メートルもあることが判明しました。このままでは家がどんどん沈下してしまう。建て替えを決めなければこれも分からなかったから、結果的にとてもよかったと思います。
いよいよ家づくりの打合せがスタートしました。私自身、住まいへのこだわりが少なく、住暮楽さんを随分困らせてしまったのではと思います。夫は家づくりを全面的に私に任せてくれましたが、今まで自分の希望で何かを選んだことがあまりなく、そもそも決めることに慣れていないのです。そんな状態で注文住宅を建てることができたのは、いつも打合せに同行してくれた息子たちと住暮楽さんのおかげ。
洋介さんからの提案で一番印象に残っているのがLDKの明かり取りの窓です。窓が多いと掃除するところが増えるし、なくても大丈夫ですとお伝えしたのですが・・・。他のことは何でも優しく受け入れてくれた洋介さんですが、これに関してだけは「やっぱり、ここに窓があったほうがいいと思うんです」と何度も提案してくださいました。息子たちにも相談し、最終的に窓を付けてもらうことに。工事中の家を見に行って、ようやく納得できました。明るさはもちろん、視界が抜けていく開放感がある。やはりプロの意見は確かでしたね。
キッチンやトイレなど設備選びも相当迷いました。優柔不断な私の後押しをしてくれたのは住暮楽さんのモデルハウス。使い勝手を実際に確かめた上で、モデルハウスと同じキッチンを取り入れました。宿泊体験もさせてもらい、住暮楽さんの家の快適さも実感。2月でしたが、家全体が寒くないんです。会長の「住まい教室」を思い出し、断熱性能の高さにも深く納得できました。
私の心の中にあった新居への要望を突き詰めると、冬に寒くないこと、ムダなスペースがなく掃除がしやすいことの2点に行き着きます。終の棲家を叶えることによってストレスを減らし、身軽になることを願っていたのかもしれません。3年ほど前に実家の母がなくなって、収納いっぱいに残されたモノを処分するのが本当に大変で。そんな経験から、仮住まいに移るタイミングで家具などかなりたくさん処分しました。その際、洋介さんと高校生の息子さんが手伝ってくれて、本当に頼もしく、ありがたかったです。
こうして家づくりを思い返してみると、やはり住暮楽さんにお願いしたことは大正解だったと改めて思います。家は建てて終わりではないから、やはり、どんな人にお願いするかが何よりも大事。洋介さんから「住み始めてから困ったことがあれば、いつでも連絡してください。電気が切れたというだけでもお電話くださって大丈夫ですから」と言ってもらえました。何かあった時にいつでも相談できる人がいると思うと、こんなに心丈夫なことはありません。快適で安心して暮らせる新居をつくってくれた住暮楽さん、これからもよろしくお願いします。
(すみくらつうしん2024年8月号より転載)