家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
環境に配慮した暮らしが趣味なので
住暮楽との出会い
私、「環境に配慮した生活が趣味(?)」でして、個人が取り組めることをいろいろ探し出しては遊んでいました。で、ひょんな事から「家を建て替えるぞ」って決めてからは、どうせ建てるんだったら設計段階から環境に配慮した家にしたい!って思ってました。もちろん、工務店さん選びにもその気持ちが強くでました。パッシブソーラーハウスを取り扱ってる工務店さんが良い。断熱材はセルロースファイバーが良い。地元の木材を使う工務店さんが良い。とかとか・・・。そんな風に考えながら色々あたっているうちに住暮楽さんのHPにたどり着きました。で、資料を請求したり、完成見学会に出向いたりしているうち、この工務店さんならお任せしてもいいだろう、ってことで家造りをお願いすることになったんです。決め手は、高田さんの設計センスに感心したことと、現場や事務所が、いつも楽しそうで、家作りを楽しんでらっしゃる様子が窺えたことですね。
建て替えを決意
今住んでいる場所で建替か、新しい土地に引っ越して新築か、悩んだ末に「今の場所で」ってことに決まったんですが、さて間取りを考えようって思ったら、しょっぱなに建築規制の壁にぶつかりました。我が家のある地域は第一種低層住宅規制がかかっているんです。この規制があるおかげで、良好な住環境が護られているんですが、広い敷地ならまだしも、いかんせん三十坪しかない小さな土地です。普通に考えたら、誰が建てても似たような間
取りしかできないんですね。それじゃ面白くない。なんとか広く使えないか。
地下室の提案
最初に考えたのは、地下室を作ろう、ってことでした。かなり細かく打ち合わせして、平面プランばかりでなく、模型まで作っていただいたんですが、出てきた見積もりは、残念ながら予算を大幅にオーバーしてました。背伸びをすればぎりぎりなんとかなる額だったんですが、やはり無理は出来ません。涙をのんであきらめざるを得ませんでした。
仕切り直し
仕切直して、一からプランを練り直しです。地下はあきらめましたが、なんとか少しでも広く使いたい、って気持はまだまだ萎えてません。いろいろと調べていく内に、駐車場あるいは駐輪場を室内に持ってくれば、ある程度の面積緩和措置が適用されるらしいことがわかったんです。
実は私、自動車を持っていません。そのかわり自転車を趣味にしてますので、屋内に駐輪場がある家は憧れでした。それが面積緩和につながるんなら一石二鳥ですね。
早速打ち合わせで高田さんにアイデアを持っていきました。最初はちょっと怪訝な顔をされていたんですが、だんだんと意図がわかってもらえたようで最終的には「おもしろいですね」って言ってもらえました(と思ってます。)
契約〜そして・・・
できあがったのは、長くて広い土間があるプラン。昔の町屋の通り土間みたいな感じですね。いい感じです。このプランで行ってくださいってわけで、本格的に設計に入っていただくことになりました。
正式契約を結んだのが二〇〇九年の五月。それから順調に工事は進み、二〇一〇年二月にはいよいよ入居の運びです。年明け早々には、ほぼ出来上がった家を見せていただきましたが、とてもいい雰囲気です。
もちろん「こうした方がよかった」「この仕上げを選んだのはまずかった」とか言う点が皆無って訳じゃありません。でもそんなことは、家が建って初めて気づくことばかりですからね。仕方ないとおもってます。
住暮楽のみなさん、素敵な家をありがとうございました。いい工務店さんに出会えてよかったです。ありがとうございました。
(すみくらつうしん 2010年2月号より、転載)