家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
豊かな自然の中で暮らしを楽しむ家
長い間手に取ってきたすみくら通信の「家づくりストーリー」についに我が家が掲載される、というのは非常に感慨深いものがあります。
これまで関わっていただいた住暮楽の皆様、関係者の皆様に感謝の気持でいっぱいです。
– 住暮楽さんとの出会い
子どものころの休日の楽しみは「建もの探訪」を観ることと新聞折込で入るハウスメーカーのチラシを見て妄想することでした。大人になってからも間取り図を眺めることや住宅情報誌を見ることが好きだったため、たまたまフリーペーパーで無料の住宅情報誌を注文できるという広告を見て興味本位でお取り寄せをしました。まだまだマイホームなんて夢のまた夢、いつか建てられたらいいな、と思っていたころのことでした。
そこで目に止まったのが住暮楽さんのページです。たくさんの京都近郊の工務店やハウスメーカーが掲載されている中、わかりやすく言えば「ドンピシャ好み」だったのです。デザインはもちろん性能も申し分無く、すぐにインターネットで検索し見学会があることを知り家族で足を運びました。そこで初めて拝見した北区の素敵なお家は衝撃的で今でもよく覚えています。
-土地との出会い
その当時上京区の地下鉄駅徒歩5分という非常に便利な場所に住んでいました。週末の見学会に予定が合えば参加するという日々を2年ほど過ごしたころ、夫の仕事の都合で現在の住まいに家族で転居することとなりました。約3、4年という期限付きだったため、どんなに良い土地に出会っても家づくりはできないという環境になったこと、距離も遠くなり交通の便が悪かったこと、子どもたちが(かなり)やんちゃ盛りで連れて行くのが大変だったこと、いろいろと重なり見学会に行くことはだいぶ減りましたが、すみくら通信は毎月の楽しみで素敵だなあ、羨ましいな、なんて思いながら拝見していました。そして3、4年と過ごすうちに今の住環境が気に入り延長して5年半程経過したころ、だんだんとここに住み続けたいという気持ちが大きくなってきました。しかし簡単に土地や空き家が出る地域ではありません。待っていてもいつ見つかるかわからず、諦めて他の地域に賃貸でもしようかと考え始めたときに土地をお譲りいただけるという話が舞い込んで来ました。そこは大通りから一本入った静かで景観の良い土地で、迷うところも無いような有り難いお話でした。
-家づくりは突然に
土地のお話をいただいてからすぐの見学会で土地のことを住暮楽さんにお話させていただきました。すぐにすまい教室に参加し、洋介さんに現地を見ていただいたりと急ピッチで話は進んでいきました。何故そんなに急いで進めたかと言うと、我が家が建つ大原は市街化調整区域であり、農地転用でもあったため、たくさんの申請や手続きをする必要がありました。そして今の住まいを出るリミットが一年であり、それまでに家が完成していなければならないのです。
住暮楽の皆様や不動産屋の担当者様のお陰で結果的には順調に事は進んだのですが、本当に無事申請は通るのか?とあの頃はドキドキな日々を過ごしていました。
-我が家の希望
申請と同時進行で設計が始まりました。
わたし(妻)の希望は
○家事と収納ができる限り一階で完結すること
○なるべく掃除とメンテナンスが楽なようにコンパクトな家
夫の希望は
○趣味であるレコードを楽しむスペースを作りたい
一応子どもたちにも希望を聞いてみると
○木で出来ていて、ドアがない家
子どもたちの希望は住暮楽さんの家の特徴そのものだったのでホッとしました。
全くドアが無い、というわけにはいきませんが、冷暖房の季節にはリビングのドアを「ちゃんと閉めて!」と毎日毎日言われ続け、気候が良くなると「閉めないで!開けておいて!」と言われ、うんざりしていたことと思われます。笑
わたしもドアの開け閉めの指示をしなくてよくなると思うと一つストレスが減るので嬉しい限りです。笑
そんな我が家の要望をうまくまとめた間取りを作っていただき、最初の図面を見たときにはもう「ほぼ言うことないよね」という状態でした。少し漏れていた要望を足していただき2回目の図面から現在の完成形まで微修正は繰り返しましたがそう大きく変わっていないように思います。
とにかく間取り図を見たときに、もうここまで来たんだな、本当に夢だった住暮楽さんで家を建てるんだな、と思ったことを覚えています。
-着工から完成へ
地鎮祭を済ませ、着工してからはあっという間だったように思います。
現場監督の宮内さんは疑問を投げかけるといつもわかりやすく丁寧にお返事を下さり、相談しやすく頼りになる存在でした。休日に見に行くことが多く、現場の皆様にお会いする機会は少なかったですが、丁寧で誠実なお仕事ぶりを感じることができました。
現在は内装のラストスパートと外構がスタートしたところです。
住暮楽さんに出会って約8年。住暮楽ハウスのオーナーの仲間入りができるその時を家族みんな心待ちにしています。
(すみくらつうしん2023年3月号より転載)