家づくりストーリー
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
豊かな軒下空間を楽しむ5人家族の家
家探しの始まり
「いい家やな~」「こんな素敵な家に住めたらいいのにな~」という言葉を二人で交わしたのが、今から十年前のこと。結婚した当初は生まれ育った伏見区のアパートに住んでいましたが、北区の自然と環境に憧れて北山のアパートに住み始めた頃に将来の家探しが始まりました。その家探しのスタートで、最初に訪れたお家が住暮楽さんの建てた岩倉のお家でした。木の香りと、無垢の床の感触、今風でもなく古風でもない絶妙なバランスの外観。どれをとっても私たち夫婦の感覚にぴったりとマッチするお家でした。
その後も、たくさんの工務店やハウスメーカーさんが建てられたお家を拝見し、展示場に何度も足を運びました。一度は、実家をリフォームし、住んだこともありました。また、伏見区に戻ってアパート暮らしを再開したこともありました。しかし、北区の自然と環境が忘れられず、四年前に上賀茂の中古のマンションを購入し、一旦は北区に腰を据えて住むことにしました。その間、中古物件を購入直前までいったことも二度ありました。二度目は、昨年の春。社長の八郎さんにも中古物件を見に来ていただき、家の状態を見てもらいました。その時は、あまりお薦めできないと言われながらも、その家の広さと価格のお手頃さに魅力を感じ、他の工務店さんでリフォームをする前提で購入を決意し、仮契約までいきました。しかし、本契約直前でその家の地盤からの傾きが判明し、購入を断念することになりました。仮契約をしていた関係で、手付金や仲介手数料等が戻って来ないという出来事もありました。
巡り合った土地
そんな出来事もあり、家探しが振り出しに戻ったと思った数ヵ月後に、ネットで上賀茂に売土地の情報を見つけたのでした。真夜中でしたが、すぐにその土地を見に行きました。十分な広さと、お手頃な価格。そして、何より田んぼと畑と山に囲まれた自然いっぱいの環境に一目惚れ。翌日すぐに不動産屋さんに連絡し、仮押さえをしました。また、すぐに一番信頼でき、憧れの住暮楽さんにも連絡し、その土地を見に行ってもらいました。八郎さんの答えは「いい家が建ちそうですね。素敵な土地です。」でした。(しかも、その場所は八郎さんが子どもの頃に生まれ育った場所らしく、そこで家を建てるのが楽しみでもあったと後々にお聞きしました・・・。)予算のことも心配でしたが、こちらの予算内でも十分に建てられるということでしたので、その土地に住暮楽さんで家を建てて頂くことを決意しました。
笑顔こぼれる打ち合わせ
打ち合わせは、洋介さんのお人柄に安心感を持ちながら、毎回楽しく行わせていただきました。最初の提案から、大きなウッドデッキにリビング階段、シップにウォークインクローゼットと動線を考えられた配置に楽しさを散りばめられた設計図。これまで色々なハウスメーカーさんの家を拝見してきたのとは、一味も二味も違う提案に笑顔がこぼれました。その後、何度か意見を交わしましたが、結局は最初に洋介さんが提案して下った案に戻るという感じでした(笑)。
打ち合わせ中は、三人いる子どもたちの相手も祐子さんを初めスタッフのみなさんが親切にして下さり、子どもたちも住暮楽さんの事務所に行くことを毎回楽しみにするようになりました。また、洋介さんの息子さんと我が家の長男が同じ年ということもあり、洋介さんのお家を拝見させて頂いた時も以前から友達だったかと思えるぐらいに一緒に遊んで頂きました。何もかもの感覚(フィーリング)が私たち夫婦と合うので、打ち合わせが苦になることなど一度もなく、毎回楽しみで仕方ありませんでした。
いよいよ家づくり
打ち合わせで家の概要が決まると、いよいよ家つくりが本格的に始まりました。地鎮祭から棟上げ式と、今から思い返すとついこの前の事のようです。大工の北条さんは作業をお一人でされる方でしたが、その作業をされるお姿が本当に楽しそうで、見ているこちらも楽しく、安心して家づくりをお任せすることができました。また、毎回お忙しい中でも子どもたちの相手もしてくださりました。カンナの使い方を教えてくださり、余った材料で工作もさせて頂き、次男も北条さんを友だちと思っているぐらいの懐きようでした。大工仕事が終わった今、私たちも子どもたちも現場に北条さんの姿が無いのが、本当に寂しく感じるぐらいです。
そして、現場監督の山﨑さん。私と同じく野球をやられていたということ、中学時代の恩師が私のお知り合いの先生ということもあり、とても親近感の湧く方でした。いつも丁寧に現場の事を報告してくださり、こちらの要望や質問にも丁寧に対応していただきました。さらに庭と外構を担当して下さっている浅見さん。なんと、私の教え子のお父さんではないですか!(私は中学の教師をしております・・・)何という繋がり。外構の打ち合わせでは、野球をやっている息子さんの話で盛り上がりました。
完成間近の家を見に行くと、もうすでに木の香りがいっぱい。そして、絶妙な外観と過ごしやすそうな動線。今から、住むのが楽しみです。
今思うこと
今思うこと。全ては、住暮楽さんで家を建てるためにこれまでの家探しの紆余曲折があったのではないかということ。私たちが家を建てたい場所は八郎さんが家を建てたい場所。私たちがイメージする家は洋介さんのイメージする家とぴったり。大工の北条さんと我が家の息子たちは友だち(笑)。山﨑さんと浅見さんは野球繋がり。何もかも全ての出来事が、自然に囲まれた上賀茂の地で私たちが建てたかった家を建てるためにあったのではと思っています。そして、スタッフのみなさん、現場で家づくりに携わっていただいた多くの方々には、本当に感謝しております。
我が家も、もうすぐ完成です。少し、高台にある完成間近の我が家を見上げて、夫婦でこう言うのでした。「いい家やな~」「こんな素敵な家に住めるんやな~」と。
(すみくらつうしん 2017年8月号より、転載)