木の家工務店 住暮楽

エコなくらし 住暮楽な家づくり
ストーリー

家づくりストーリー情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

転勤前から通算8年かけての家造り

長い道のり

住暮楽さんに家を建てていただいたご家族はたくさんあれど、おそらく我が家が一番時間を要していると思います。 なんせ八年もかかってるんですから! ・・・いえ、もちろん着工してから完成までは半年ほどなのですが・・・。 では、なぜ「八年」なのか? 答えは単純。夫が五年間の転勤を命じられたため、家の計画が一時ストップしていたからなのです。

それは七年前の初夏のこと。一年以上かけて土地を決めたり打ち合わせをしたりして家の間取りもほぼ決まり、さあ来週は契約だ! と思っていた矢先の転勤決定。もともと転勤のある部署ではなく予想外のことでしたので、その時はそりゃあぼうぜんとしました。 転勤を断っちゃおうかと思ったほどです。(実は、転勤が決まる直前のある朝、主人が「変な夢見たわぁ。 八郎さんが笑いながら『残念でしたなあ』て言うてはった。」とぼやきながら起きてきたのです。 実際、転勤の報告と計画ストップのおわびのために事務所を訪ねた我々に、八郎さんは笑いながら「残念でしたなあ」と言わはったのでした。 主人と「これや!」と顔を見合わせたのは言うまでもありません。八郎さんおそるべし。

でも、今思えば、五年の間があいたのは私達にとって幸いでした。転勤の間にも一度転居したので二軒の家を経験をできましたし、 子どもの友達の家に私も一緒に招かれることが多かったので、いろんな家を目にする機会に恵まれました。 また、家族が一人増えたこともあって、この五年間で、「どんな家に住みたいか?」ということがよりはっきりしたように思います。 現に、もうすぐ完成する我が家の間取りは、七年前の案よりもシンプルになりました。

我が家の自慢

さて、完成間近の我が家には、自慢したいところがたくさんあります。 なによりもまずは、一階も二階もぐるぐる回れる間取りであること。(高田さん、ありがとう! )ただいま壁塗りに格闘中なのですが、大工さん達が帰られて私一人になると、にやにやしながら家の中をわけもなくぐるぐる回っています。 我ながらそうとう怪しい姿だとは思いますが。
それから、玄関・階段・キャットウォークにある三本の手すり。 特に、玄関のリョウブと階段の杉の丸太の手すりは、洋介さんに製材所まで案内していただいて見つけたものです。 玄関を上がる時、階段を登る時、やはりにやにやしながらわけもなく撫でさすっています。どの手すりもすごくきれいに付けていただいていて、 見るたびに本当に嬉しくなります。 ちなみに、玄関の手すりの傷は、製材所のご主人いわく「熊か鹿が削った跡だろう」とのこと。 山奥であったろうその光景が目に浮かび、いいなあ!と思わず購入。 (当初は、玄関に手すりをつけることは考えていなかったのです。) せっかくなので、その傷が見えるように付けていただきました。 なお、ここ比叡平でも、鹿やサルに遭遇することは珍しありません。 「陸の孤島」とからかわれることもあるような山の中の住宅街なので、豊かな自然に囲まれているのです。 でも、どうか熊にだけは出会いませんように・・・。

 

それと、台所のカウンターも、手すりとは別の製材所で見つけたものです。製材所の方の、「家が杉なら別の材にするのもおもしろいのでは」というアドバイスに従ってヒノキです。 耳が残してあって、端のラインがくねくねしている
ところが気に入っています。親子して車酔いに苦しみながら花脊まで赴いたかいがありました

ほかにも、木の壁のお風呂(木の香りがたまらない〜!)、比叡山が望めるダイニングとデッキ、収納力ばっちりの食器棚、筋交いをよけつつ美しく付けられた二階廊下の手すり、 三週間ほとんど毎日通って塗ったエコクイーンの壁(さすがに指先が荒れてがさがさです。じっと手を見る・・・)などなど、好きなところを挙げていったらきりがありません。 これを書いている今の時点では、まだ照明もトイレもついていないし庭も手つかずなのですが、これから完成までのひと月の間に、どんどん我が家らしくなってくるのでしょう。 苦節(?)八年、もうすぐこの家での生活が始まります。家族一同楽しみです

(すみくらつうしん 2012年11月号より、転載)

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