木の家工務店 住暮楽

エコなくらし 住暮楽な家づくり
ストーリー

家づくりストーリー情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

防音室のある家

環境

借家で七年間住み、そのままその家、土地を譲って頂けたこと。住んでいる七年間で町内会のお付き合いができ、この穏やかな人間関係の中で暮らせればと願っていたこと。 ご近所からも「よくここに住むと決めてくれはったねぇ」と言って頂けたこと。「土地」はお金で買えますが、「町内、お隣さん」はお金の問題ではありませんので・・ 地理的には、JRびわこ線新快速の止まる駅から、徒歩一五分ちょい。住宅内の道路をドーンと突き当たったところが家の正面南側。日当り、視界は申し分無い上に、 住人と配達以外交通量がそう多くない落ち着いた町内であること。正面には子供の遊ぶ公園。 我々には勿体無いほどの恵まれた環境を偶然にも得られたことは何よりもの幸いでした。

住暮楽にお願いすることになった背景

先ず家内が20年来の「OM」の信者(?)で、見学会で冬場の強さを実感しており、建てるなら是非OM入りでと考えていたこと。 二つ目に、住暮楽で初めてお話を伺ったときの社長の「いい加減な(?)返事」=「まあ何とかなるんちゃいます?」・・・ 何とかして下さいました、あれやこれやと吹っかけた無理難題を。住宅街のド真ん中でドラムを叩きたいと言い出す輩なんてそう居ないでしょう。 その他あれやこれやと・・お聞き届けいただき、ひたすら有難うございます・・・。三つ目に、「建てたらお終い」とならないような建築屋さんを望んでいたこと。 家も生き物ですので、メンテナンスや住み方のアドバイスなどで末永くお付き合い願えるところにお願いしたいと考えていました。 最後に、借家の家主さんから「軒を借りて母屋を取る」ような結果になってしまいましたので、元家主さんにも「いい家を作ったね」と言って頂けるような家を作って下さる建築屋さんにお願いしたかったこと。 元大家さんにも梁の手形をお願いしました。この手形は我が家の守り神(厄除け?)です。

雑感1

やはり住暮楽さんにお願いするような方たちは、ハウスメーカーとはちょっと違うモノを求めている人が多いのでしょうか。我々も、S社やP社さんは小技がイッパイ詰まっていて便利そうだけれどちょっと違うなあという印象を持ちました。結局絞り込んで行くと、住暮楽さんと似た様なコンセプトのところ何件かという結果になりました。

雑感2

家が形作られて行く過程で「プロのイメージと素人のイメージが全く異なる、そのすり合わせが難しい」としみじみと感じました。 プロは設計図が出来た段階でゴールの形が頭に思い浮かぶのでしょうが、我々素人は設計図一枚二枚からでは完成形が全く見えません。 階段の感じはどうなるのか、本棚の圧迫感はどうか、ここ頭当たらへんの? この窓だとどの程度風が入り、どのくらい明るいのか・・等々。特に設計図から「立体的なイメージ」は殆ど思い描けず、「想像」というよりは「妄想」の世界を彷徨うだけでした・・ そのあたりの感覚のズレから、建築途中で思っていたのと違うなあと感じる点が何点か出てきて(かなり強引に)修正をお願いしました。こういったことを避けるには、 プロ側からは、当初の平面図だけでなく、立面図、各部分の完成イメージ・イラスト(クロッキー程度でも。 私はイラストがイメージし易いと感じましたが)と各段階で数多く小まめに提示して頂ければ行き違いも減るでしょうし、助かります。 素人側からは、絵なり文章なり言葉なりで、ここはこうしたい、ここは△センチくらいで、ここはもっと明るくなるように、と早い段階で遠慮なく十二分に想い、 イメージを伝えぶつけて行くことが大切ではないかと感じました。

雑感3

幸いなことに仮住まいが建築現場の隣だったので、毎日少しずつ出来上がってゆく我が家を詳細に追いかけられたことは非常に楽しく、またとない経験でした。あらゆる段階を写真に残せました・・ ほんの2000枚程ですが・・。 今後住暮楽さんで家を建てようとお考えになってる方、ご希望でしたら提供致します。良い参考になると思いますよ。

雑感4

住暮楽さん(及びスタッフ)の印象:  ①全体的に「天然」。う〜ん、特に○さん・・②実直、まじめ、工作ヲ○ク。 現場で納得行くまで板を当ててみたり切ってみたり削ってみたり、何度も試行錯誤しておられました。 ③お願いしたら何でもしてくれはります。 どんな無茶を言ってもニコニコと(心中は?×!%φ?)しながら希望を叶えてくださいます。遠慮なくどんどんリクエストして下さい。私は我侭言いたい放題でした。 ④比較的窓の小さい落ち着いた感じの設計になる傾向か? ⑤寝室は静かに寝る場所というコンセプトか、窓も小さめ天井も低め、こじんまりがお好み  ⑥収納の配置、設計は絶品 ⑦作業をしながらも新しいアイデア、提案がぽんぽんと出てきます。その度にバージョン・アップした気分になります。

雑感ラスト

実は私は七歳まで大工さんの家庭で育ちました。両親共に仕事を持っていましたので、日中は大工さんの家庭に預けられていたのです。家の前にあった仕事場で鉋の削りカスをくるくると丸めて棒(刀)を作ってもらったり、冬場は大工さん達と一緒に一斗缶で木屑を燃やして暖を取ったり、鉋屑の山に埋もれてみたり、スコンとほぞ穴にはまる柱をみて思わず目を丸くしたり、墨壺でパチンとスジを付けさせてもらったり(そういえば今回柱や梁に墨の線が全くなかったですね、そんなのもう使わないのでしょうね)。真横で現場を見せて頂いて、毎日が幼い頃にタイムスリップしたような数ヶ月でした・・・ ・・周りのお家とは少しタイプが違うけれど、ちょっとオシャレな家が形になってきています。春の訪れが楽しみな毎日です。

(すみくらつうしん 2014年4月号より、転載)

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