木の家工務店 住暮楽

エコなくらし 住暮楽な家づくり
ストーリー

家づくりストーリー情報

住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。

高性能DIYの家

「出会い」

夫婦でスイスから帰国して三年。仮住まいと思って選んだアパートは、便利で悪くはないけれど、アルミサッシの一重窓で、夏は暑く、冬はすきま風。仕方ないので、窓にプチプチをはり、断熱カーテンを買って過ごして来た。でも理想としてきたのは、断熱がしっかりしていて出来る限りエネルギーを使わない居心地の良い家。そしてエネルギーを使うのであれば、太陽光等の自然エネルギーがいい。更に言えば、できるだけ国産木材を使い、日本の林業を応援できる木の香りのする家がいい。夫婦共々、エネルギーと環境に携わる仕事柄、住む人と地球環境に良い家をと思ってきた。


最初はどこから始めるべきか分からず、近所のモデルハウスを見に行ったり、チラシで建売りや土地を探したり。海外生活が長かったため和風に憧れ、特に改築町家はよく見に行った。そのうちの一軒は、銀行でローンを試算して、購入申し込みの直前まで進んだ。最後の最後で思いとどまった理由の一つは、断熱。素敵な町家だけど、やはり断熱が効いていなければエネルギーを無駄に使う。もう一つ気になったのは耐震。町家の伝統工法についても色々調べたけれど、今後、大規模な地震が予想されるなか、改築家が安心なのか、結局自信が持てなかった。
そんなこんなで、色々と悩んでいたところに、「OMソーラーやってる工務店に悪いとこはないで、行ってみたら」と母からの電話があり、住暮楽さんのホームページにたどり着いた。そして家づくりコンセプトを読んでびっくり。二人で思い描いていた家づくりが、そのまま整理されていた。

「運命の土地」

最初にお邪魔して、疑問に思っていたことを丁寧に解説してくれる八郎さんのお話に聞き入り、ちょっと長いそのお話の後、祐子さんからいただいたワッフルを食べる頃には、なんてアットホームで素敵な工務店さんなんだと思っていた。その後、気になっていた土地で、どんな家が建つのかラフな設計をお願いした。この時点では、自分たちが理想とする家が思っている予算で建つのか検討もつかず、住暮楽さん以外の工務店にも話を聞きに行ったけれど、そちらでは予算オーバーと言われて打ちのめされてしまった。そんなとき、八郎さんの「まあなんとかなるんやないかな~」という言葉にすがる思いで、家の図面ができるのを待つことに。


最初に洋介さんが出してくれたスケッチは、住み易さが工夫された上に、面白さがあって見るだけでワクワクする家だった。でも結局、どう考えても予算オーバーということで諦めたとたん、その土地からわずか数百メートル離れたところに、少し小さめの土地が出た。その土地がチラシに掲載されたその日に洋介さんとの打ち合わせが入っていたことが、今思うと決定的な巡り合わせだった。打ち合わせ後に見に行った土地の最初の印象は、「いい、でもちょっと小さい」。それでも、この土地で納得いく家が建つのであれば・・・という私たちに、洋介さんは、この価格でこの場所だとすぐ売れる可能性があるということで、なんとその日の夜中に家の図面を描いてくれた。それをいつになくそわそわして待ち望んでいた夫は、早朝にメールを開いて印刷し、なんども唸って考えた末に、「俺は決めた」と寝ている私の横に持って来たのだった。それから始まった洋介さんとの家の打ち合わせは、毎回楽しく、そしてセンスが合うのでズンズン進んでいった。

「DIYのススメ」

購入した土地が高かったこともあり、当初の予算からかなり背伸びをしてしまったため、可能な限りDIYをすることに。五月のGW明けから、週末大工夫婦と化し、色々教えてもらいながら、友達も巻き込んで外壁と内壁の塗装に励んだ。ここでスイスで覚えたクライミング技術が役に立ち、自前のヘルメットとハーネスをつけて足場に登って外壁を塗る写真は、スイスの友人たちに大ウケだった。DIYのために毎週末現場に行くおかげで、工事段階がよく分かり、設計のときには予想していなかったことも現場で調整できたのは良かった。例えば、キッチンの天井の高さが、現場ではとても低く感じ、手遅れ寸前のところで、高めに貼り直してもらった。設計では、平面図(間取り)ばかりが気になったが、立面図も重要。自分のイメージを持っているところは面倒でも書面などでの確認をお勧めしたい。また、DIYで今後住むことになる地域の様子を伺えたことも良かった。近所の子供たちが、「おっちゃん、遊ぼ~」と隣家によく遊びに来る、のほほんとしたこの場所で、住暮楽さんに建ててもらった家に住むのが、今は楽しみで楽しみで仕方ない。

お世話になった方々は書ききれないが、八郎さん、洋介さんはもちろん、現場を仕切ってくれた峠原さん、設備等を手配してくれた中島さん、ワッフルとケーキと癒しをくれた祐子さん、DIYにきてくれた山崎さん、棟梁の四方さん、その他の大工・業者の方々のおかげで、私たちの家づくりは、とても楽しく充実したものとなった。今後も保守など、末永いお付き合いをよろしくお願いします。

(すみくらつうしん 2017年7月号より、転載)

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