Q&A
家のことや技術のこと、保証・メンテナンスって?良くある質問にクラさんがお答えします。分からないことを解消してスッキリとした気持ちで住まいづくりにとりくみましょう。
OMソーラーについて
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OMソーラーと太陽光発電との違いは何ですか?
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OMソーラーは太陽熱によって空気を暖め、暖房や給湯に利用します。太陽光発電とは全くアプローチの異なる太陽エネルギー利用です。
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OMソーラーは太陽電池と併用できますか?
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はい併用できます。OMソーラーが発売しているクワトロというソーラーパネルはOMの集熱面を兼用できるように開発されたものです。太陽電池パネルの裏面をOMの空気が流れるので、オーバーヒートが避けられるので発電効率も良くなります。
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OMソーラーは天気の悪い日は寒くないですか?
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いいえ、すぐには寒くなりません。コンクリート土間に蓄熱するので昼間は暑くなりすぎないし、夜はコンクリートからジワジワと放熱が続いて簡単に室温は下がりません。1〜2月の厳寒期は別として、それ以外の季節なら天気の悪い日が続いてもコンクリートからの放熱で、数日間はほのかな暖かさが維持されます。
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OMソーラーなら11月中は暖房が要らないって聞きましたが本当ですか?
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周囲に日射を遮るモノが無くて、集熱面が真南に向き、集熱面積が十分にあれば、最近の集熱パネルは性能が向上しており11月末頃までだいたい室温は20℃をキープできると思います。お天気次第なので必ずとは言えませんが、、、
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OMソーラーハウスの暖房はどうすれば良いのですか?
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延べ床26坪、4人家族、2階LDK、陽当たり良好、エアコン1台(2階)、ペレットストーブ1台(2階)、、、実例を紹介します。(冬の光熱費は約12000円/月)
●11月前半、 起床時の室温20℃
●〃 後半、 〃 18℃、寒い朝エアコン
●12月前半、 〃 17℃、寒い朝ペレット
●〃 後半、 〃 16℃、毎朝ペレット、夜は寒い日ペレット
●1〜2月、 〃 15℃、毎朝夜ペレット、好天日は夜ペレット無し
●3月前半、 〃 16℃、寒い朝ペレット
●〃 後半、 〃 18℃、寒い朝エアコン
※1階/寝室TV室、 〃 上記−1℃、OM+ホットカーペット(TV前)
(起床時の室温は期間中の最多日数とした) -
OMソーラーを動かすのに電気代はいくらぐらいかかりますか?
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▣一日8時間運転では、0.06Kw×8時間×25円/Kw×30日=360円/月
OM駆動用の太陽電池を付けると昼間料金はほとんどゼロになりますが、付けなかった場合の普通料金はこれぐらいです。ただし夏場は夜も運転するのでこの倍ぐらいになります。お湯取りがある場合はその循環ポンプを回すモーターの電気代も掛かります。 -
OMソーラーの家は洗濯物が室内で乾くと聞きますが本当ですか?
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本当です。冬季は室内の方が良く乾きます。家の中は全体的にからっとしているので、押入に入れっぱなしの布団もほっかほっかです。
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吸気口から花粉やPM2.5が入ってきませんか?
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結論から言うと花粉は入りませんが、フィルターが無いとPM2.5は入ります。OMの空気を運ぶ流速は5〜10cm/秒と極めて緩やかで、しかも吸気口から吹出口まで全長15mくらいあるので、50ミクロン以上の粒径で重さのある花粉は運ばれません。しかしPM2.5はサイズが花粉の20分の1で重量も軽いので運ばれてしまいます。ブロックするためには専用がフィルターが必要です。
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瓦屋根ではOMは出来ないのですか?
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そんなことはありません。瓦屋根のOMはいくらでも実例があります。瓦屋根ではガラス無し集熱面が取れないので、集熱効率がすこし落ちる場合があります。屋根形状も東西に四間ぐらい間口が欲しいところです。
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放射冷却で家を冷やすという意味が良くわからないのですが。
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−270℃より高い温度の物質は、熱エネルギーを電磁波に変えて放出し続けます。この現象によって物質の温度が下がることを放射冷却といいます。OMソーラーハウスの屋根に用いるガルバリウム鋼板は熱放射のしやすい素材です。
昼間は太陽から吸収するエネルギーが大きいため屋根は高温になりますが、夜間は太陽から受けるエネルギーはゼロになるので、屋根は冷える一方になります。このことを利用して吸気口から供給される外気を、ガルバリウム鋼板の屋根を通して効率よく冷却する、というのが夜間放射冷却の仕組みです。