リノベーション物語
住暮楽で家を建てられたお客様自身の文章を掲載しています。家づくりのヒントになれば幸いです。
見晴の良い龍安寺の家
住暮楽との出会い
私たちの住暮楽さんとの出会いは、知人の上野さんに六年ほど前に見学会に誘われたのが始まりです。
当時、子どもが産まれたばかりで家を持つことを正直真剣に考えてはいなかったのですが、今後の参考にとついていったところOMソーラーを備えたとてもよい香りのする素敵な家がありとても好感を持ちました。
その後、上野邸の完成見学会にお邪魔することになり朋美さんのこだわりのモスグリーンの概観、さらにOMソーラーを備えた住人にとってとてもすごしやすい空間、住人のニーズを存分に生かしたオンリーワンの間取り等、見学させていただきました。住まいに対するしっかりとした哲学が上野家という形に実現されており住人の上野さんもとても嬉しそうにこれからの生活を楽しみにしていて本当にうらやましかったことを覚えています。
ただ、そのときは未だ、私たちには手が届かない憧れのように漠然と考えていたように思います。
土地探しを始めたものの
それから数年たち、子ども達も成長するにつれ居住していた団地の部屋が手狭になり更に、就学年齢に上の子が近くなった事もあり居住学区で土地を探し始めました。
はじめは建売と古家付中古物件とどちらも視野に入れて探していました。仲介会社の勧めで建売の内覧にも行きましたが、変哲の無い間取り、寒々としたビニールクロス張りの壁には何の魅力も感じず、「この家の一体どこに落ち着くの?」と具体的な生活をイメージできずにいました。
温暖な浜松出身の私にとっては、京都の土地柄(夏の蒸し暑さ、冬の底冷え)や、住宅事情(道幅が狭く、隣家と近い)に納得できる物件にめぐり合うことが出来ないままでいました。
京都らしい土地に巡り合って
その頃も、案内を頂き、住暮楽の見学会には何度かお邪魔していました。なかなか思うように物件探しの進まない私たちに、祐子さんが物件探しの「ご健闘を」とエールの言葉をかけてくださった翌日、いくつかの物件を見て廻りました。その中の一つの物件がこれまで見てきた物件にはなかった、明るく見晴らしの良い、京都らしい立地と雰囲気に恵まれた物件で「ここがいい!」と決定したのがこの場所です。
他日、上野さんと社長に一緒に見てもらい、「この場所でこの価格はなかなか無いのとちゃいますか」とお墨付きを頂きました。床下のコンディションも良く、良い物件と出会うことが出来ました。
その後、とんとん拍子で話が進み、古家のリノベーションをお願いし、洋介さんが早速間取り図を提案してくださり、「この家のここでこんなことをしよう!」とこれからの生活が楽しみになる間取りが出来上がりました。私たちの準備できる範囲の少ない予算の都合をお伝えしても、嫌な顔をせず「なんとかやってみましょう!」と笑顔で答えてくださったことで安心して住暮楽さんにお任せすることになりました。
満足のいく家づくり
予算の都合上壁をDIYにしたり、完成した図面をやっぱりこの方が・・・と急に変更したり、私たちのわがままにも気長に向き合ってくださった洋介さん、打ち合わせのたびに住暮楽の事務所でわんぱくな子どもを優しく見てくださった祐子さん、作業してくださった現場監督の峠原さん、休み返上で我が家の壁を塗る作業を手伝いに来てくださった上野さん、大工の方々、本当に丁寧に対応いただきお願いして本当に良かったと思える家作りとなりました。
DIYした壁もぼこぼこしつつも素敵で味があり、快適な空間が出来上がり、これからの生活が待ち遠しい限りです。家作りは大変なことが多いイメージですが住暮楽さんの家作りは楽しみが多く(毎回住暮楽カフェでランチして帰ったりと本当に楽しかったです)、振り返っても素敵な毎日でした。子ども達もこの家から毎日学校に通うなどこれから新しい生活が始まります。今後ともお世話になりますがどうぞよろしくお願いいたします。
(二階の壁は珪藻土クロスですが、経年変化等あれば今度もDIYで塗ってもいいねと話しているところです・・・)
(すみくらつうしん 2018年5月号より、転載)
参考
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